剣幸
2025年の大阪・関西万博開催を記念し、宝塚歌劇団の元トップスターが集結するスペシャルショー「EXPO2025『未来へのOne Step!〜世界を結ぶ愛の歌声〜』」が、東京国際フォーラム ホールCでも開幕した。5月17日の初日に先立ち、16日にはゲネプロ(通し稽古)が報道陣に公開された。

幕開け、ステージに凛と佇んだのは、元月組トップスターの剣幸である。宝塚歌劇がこれまで歩んできた道のりを語り始め、「映画、小説、劇画、舞踊といった、さまざまなジャンルの作品を上演してまいりました」と、その多様な表現に触れ、観客をショーの世界へと誘った。

▲ 剣幸

剣は、宝塚歌劇の国際的な活動にも言及。「今でも宝塚、東京、そして日本各地で公演しておりますが、海外公演は27公演。訪問いたしました国は18カ国。のべ131か所で公演を重ね、万国博覧会の折にも世界各国の皆様にもお楽しみいただきました」と、過去の万国博覧会との縁や、世界中で愛されてきた歴史を誇らしげに語った。その言葉からは、今回のショーが万博を記念するにふさわしいものであるという自負がうかがえる。

続けて、本公演の構成について「本日は、これまで宝塚で上演された楽曲、皆様もよくご存じの世界の楽曲、そして大阪・関西万博のテーマの一つでもあります、未来をテーマにしたオリジナルの楽曲を、卒業生、総勢30名でお送りいたします」と説明。新旧織り交ぜた名曲の数々、そして未来への希望を込めたオリジナル曲が披露されることへの期待感を高めた。最後に「未来へのワンステップ、世界を結ぶ愛の歌声、最後までごゆっくりお楽しみください」と語り、華やかなショーの始まりを告げた。

この「EXPO2025『未来へのOne Step!〜世界を結ぶ愛の歌声〜』」は、巡回イベントとして開催されている。4月29日から5月1日には、大阪・夢洲のEXPOホール「シャインハット」での公演を成功させ、その熱気をそのままに東京の地へと届けた。東京公演後は、再び大阪に戻り、5月25日から27日の期間に梅田芸術劇場メインホールでの公演が予定されている。

110年以上の歴史を紡いできた宝塚歌劇団。その伝統を受け継ぎ、各時代を彩った卒業生たちが、今度はエンターテインメントを通じて世界へメッセージを発信する。ショーでは、シャンソンやジャズの名曲から、ミュージカル『ME AND MY GIRL』や『エリザベート』といった宝塚ファンにはおなじみの代表曲まで、幅広いジャンルの楽曲が織り交ぜられ、観る者を飽きさせない構成となっている。

特筆すべきは、公演地によって内容が進化している点である。開幕の地となった大阪・夢洲の「シャインハット」公演では、1幕ノンストップのショーとして展開されたが、今回の東京国際フォーラム公演、そして続く梅田芸術劇場公演では、思い出がよみがえる珠玉の名曲や、ラテン音楽に乗せたパワフルなシーンが追加され、2幕構成へとボリュームアップしている。より深く、より多彩な宝塚OGの魅力を堪能できる内容となっている。

剣が語った通り、宝塚歌劇が長年培ってきたエンターテインメントの粋と、未来への希望を高らかに歌い上げるOGたちの圧巻のパフォーマンスは、まさに「世界を結ぶ愛の歌声」。万博という未来への祭典に向けて、大きな一歩を踏み出すような、力強いステージが繰り広げられる。

▲ 真琴つばさ

▲ 湖月わたる

▲ 麻路さき

▲ 麻路さき

▲ EXPO2025未来へのOne Step!〜世界を結ぶ愛の歌声〜(舞台映像スポット)

■関連リンク
「EXPO2025『未来へのOne Step!〜世界を結ぶ愛の歌声〜』」…梅田芸術劇場/WEBページ