9月1日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』宛てに、50代前半の女性から相談が寄せられました。その内容は「ピルの服用なくなった後の夫婦生活はどうすればよいのか?」とのこと。セックスレスを寂しく思うリスナーにパーソナリティの八木志芳がアドバイスを送りました。

ピルを飲まなくなった

「私は極度の心配性のため、46歳まではピルを飲んでいました。その時はゴムなしでセックスをしていました。
まだ生理があるので、今ごくまれにする時はゴムがないと私の精神的にできません」(Aさん)

15年ほどピルを飲み続けていたというAさん。現在は年齢的に妊娠しにくいと思っているものの、「もしも」が心配とのこと。 
膣の中に器具を挿入するという方法もありましたが、怖さもあり高額なため使用しなかったそうです。

「セックスがなくても一緒にお風呂に入ったり、手をつないで寝たり、コミュニケーションはあるので、なくてもいいかなとも思いますが…このままレスになるのも寂しいです。主人は『バイアグラを飲もうかな』とも言っています」(Aさん)

ピルを飲まなくなった後の夫婦生活をどうしたらいいのか、アドバイスが欲しいとAさん。

増える40代での中絶

世界保健機構(WHO)の定めによると、生理が始まっていればピルの服用は可能です。
おおよそ10〜12歳くらいから、閉経近く(50歳くらい)まで服用できます。
 
八木「40代、50代でも、妊娠する確率は低くなるんですが、可能性はあります」

統計によれば、日本でも40代の中絶が増えているそう。婦人科の相談も行っているスマルナ医科歯科クリニックで発行している書籍にも記載されています。

「もうこの歳だから自分は大丈夫」と避妊をせずにセックスをしてしまって、計画のないこどもができて中絶するという最悪の結果になることも。 
この事実には八木もかなり驚いたと言います。

八木「やっぱり自分の身体にも負担をかけることになるから」

パートナーに相談が必要

八木はAさんのご主人に対し、気になることがあるようです。

八木「もしかしたら、旦那さんがコンドームをつけることを嫌がっているのかもしれない」

相談には詳しく書かれていませんが「ゴムをつけるということも考えてもらった方がいい」と続けます。
ご主人が「バイアグラを飲もうかな」と言っているということは「コンドームがNG」ということかもしれません。

八木「コンドームNGというのは、心の問題が要因ということが多い」

八木の周りにも「自分は生じゃないといけない」と言っている人が結構いるそう。
そんな人たちは、体質ではなくて「自分の思い込み」ということが多いと推測します。

八木「思い込みでもEDはEDなので、やっぱり治療も必要にはなってくると思う」

Aさんの年齢だとピルの飲用は厳しくなるので、今後の夫婦生活を楽しみたいのならご主人の協力がマストになっていきそうです。

八木「夫婦できっちりとお話をしていただいて、治療とか病院で相談するとか、バイアグラの処方とか考えてもいいのかな」

自分を犠牲にしないで

そして、「何よりも自分が犠牲になることだけを考えるのは、絶対違う」と言い切る八木。

八木「自分をちょっと犠牲にするとか、自分が譲るとかいうね」

相談内容から、ご主人の意思を大事にしているけれど、見方を変えればAさんが譲歩してきたようにも感じられると続けます。

八木「Aさんが、少し…というか、もっとわがままになってもいい、自分のことをガンガン主張してもいいと思う」

最後に「自分の心と身体を守るのは自分だからね」と呼びかけた八木でした。
(野村)
 

八木志芳の私たちは求めてる
2024年09月01日22時35分〜抜粋(Radikoタイムフリー)