踏切内に90代女性 そこに迫る特急列車「とっさの行動」取った女子大学生(20)に紅綬褒章【岡山】
二十歳の女子大学生に紅綬褒章 その理由は?
岡山県からは7人が選ばれた秋の褒章。その中に今回、最年少・二十歳の女子大学生がいます。
【画像】女子大学生の福田さんが高齢者助けた「JR山陽本線の踏切」はどんな場所だったのか
選ばれたその理由は、危険を顧みず1人の命を救った「とっさの行動」でした。
【画像】のように大学のキャンパスで笑顔で友達と話す女子大学生。今回、紅綬褒章の受章が決まった岡山理科大学に通う3年生の福田桃子さん(20)です。普段は大学で生態学を学んでいるといいます。
(福田桃子さん)
「こんな私がいただいていいのかな、みたいな。褒章もらちゃったけど、そんなことしたっけみたいな、そんな大層なことしたっけ?みたいな」
なぜ二十歳の彼女が紅綬褒章に選ばれたのか。その理由は、今年2月に起きたある出来事でした。
買い物帰りに出会った90代の女性が...
午後9時前、福田さんは近所に買い物に出掛けた帰り道に、横断歩道の無い場所で車の通行を妨げるように歩いていた90代の女性を見かけました。そこで福田さんは安全な場所に誘導したといいます。
その後、一度はこの女性と別れたものの、少し不安に思ったため様子を見ていたところ。。。こんどは踏切内で、この女性が踏切を渡り切れずに閉じ込められているところを目撃したのです。
90代女性が踏切内に閉じ込められた その時福田さんは「とっさに判断」
(福田桃子さん)
「来ていた電車が近づいてくるのが速かったので、やばいなと思って」
踏切が鳴る中、すぐ近くまで最高時速120キロの特急列車「スーパーいなば」が迫ってきていました。その時、福田さんは…「とっさの判断」である行動を起こしたのです。
(福田桃子さん)
「とりあえず動かなきゃ!という感じで、抱え込むような感じで(【画像】参照)こう…少し離れたら、すぐ目の前を電車がいった感じになります」
女性を抱きかかえ、すぐさま線路の外に向かって倒れ込んだのです。
(福田桃子さん)
「すぐ10秒もないぐらい、すぐに特急電車が行った感じです。けがはないなという確認は取れて、話はしたんですけど、その高齢女性は何が起きたのか、本当に分かっているのかな?という感じで」
「ただただ助かってよかった、見て見ぬふりは出来ない」
女性が押していた手押し車は特急列車と接触し、弾き飛ばされました。瞬時の勇気と判断で、1人の命が救われました。
(福田桃子さん)
「あとから考えたら、やっぱりどっちも死ぬ可能性あったなと思います。ただただ助けてよかったなと思います。私ができることなら手伝うし、見て見ぬふりはできなかったかなという」
非常ボタンを押しても間に合わないタイミングでの、間一髪の救出劇。。。とっさの判断で1人の命を救った女子大学生です。警察からの推薦で受章が決まった「紅綬褒章」。伝達式は11月13日に東京で行われるということです。
