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オンラインでどう変わる?

カーナビ大手のパイオニアが、カロッツエリア・ブランド「楽ナビ」の新型を発売する。

【画像】カロッツェリアの新型「楽ナビ」 信号数をカウントダウン【詳しく見る】 全80枚

車内をWi-Fiスポットにする機能を搭載するので、クルマのなかでスマホなどの動画・音楽ストリーミング再生、オンラインゲームのプレイを、ネット通信量を気にせずに楽しめるわけだ。


9V型フローティング・モデルの「楽ナビAVIC-RF920-DC」。3つの丸いアイコンが、ドライブ中に便利な「駐車場」「ガソリンスタンド」「コンビニ」をワンタッチ検索できる新機能。    AUTOCAR JAPAN

同社は、「楽ナビとして初めてオンラインに対応し、さらにドライブ時間の“楽しさ”と“使いやすさ”を実現した楽ナビ15機種を2023年3月に発売します。カロッツェリアのカーナビとしては初のフローティング・モデルも新たにラインナップしました」と説明する。

発表会場の説明員によると、フローティング・タイプが欲しいというユーザーの声は、これまで多く届いていたという。

「大画面ナビを求めるユーザーさんは多いですが、やはり取付けできる車種が限られてしまいます。弊社でも車種専用の取付キットをご用意していますが、主要なモデルのみになってしまうのです。今回加わった9V型フローティング・タイプなら、548車種に適合します」

548車種への対応は、パナソニック、ケンウッドのフローティング・モデルの適合車種数を超えており業界最多となる。

聞いて納得 現代人のニーズとは

実機に触れると、目的地検索の“動線”がネット世代のユーザーに親しみやすいものになっていることに気づく。

「京都 名所」、「横浜 ラーメン」と入力すればオンラインを活かして検索することができ、目的地候補のリストがずらりと出てくる。


「お出かけ検索(オンライン)」は、思いついたキーワードを入力すればいい。ブルーの地球マークを押すと、オンラインで最新の情報を検索できる。グリーンのボタンは、楽ナビが保持しているデータの検索となる。    AUTOCAR JAPAN

従来のカーナビは、住所を都道府県から順に指定したり、目的地の名称を入力する操作が中心だった。

「普段使うインターネットでの検索と同じように、おもいついたキーワードを入力するだけで、最新スポットの目的地検索まで行える」ことから、パイオニアでは“お出かけ検索(オンライン)”と日常使いをイメージさせる機能名にしている。

オンライン対応したことで、まるで“ググる”ような感覚で目的地を選択・設定できるところが億劫に感じない。スマホとともに暮らす現代人にぴったりのアピールポイントだろう。

もちろん地図更新も、オンラインを活かして自動アップデートができる。

カーナビ機能も進化している。

ナビ機能・使いやすさの進化

交差点が連続しているような市街地を走っているとき、「◯◯m」を右、と案内されても、何個目の角のことか分かりづらいときがある。

新型の楽ナビでは、「◯個目の信号」という形で曲がる場所を教えてくれる。


曲がるポイントに向けて「3」「2」「次の信号」「この信号」とカウントダウンしていく。写真は、ジムニーシエラに搭載した9V型のインダッシュ大画面モデル「AVIC-RQ920-DC」。    AUTOCAR JAPAN

「3」「2」「次の信号」「この信号」と、信号の数をカウントダウンしていく発想だ。

これも、スマホのような見やすいフォントとシンプルな色使いが心地良い。◯◯mを右、という情報も併記されるので2段構えでルートを案内してくれる。

また、ホーム画面にあたる「Doメニュー」は、スマホのメイン画面のように、ワンタッチで望んだことがやり遂げられる感覚。

とくに、丸いアイコン「駐車場」「ガソリンスタンド」「コンビニ」が使いやすく、指先で触れるだけでマップ画面に遷移し、検索結果が落とし込まれる新機能だ。

ドライブ中に立ち寄る機会が多い項目が選ばれており、オンライン接続されていれば、最新のガソリン価格も反映される。

実機に触れて分かる注目ポイント

細かいところで感心したのは、大画面ディスプレイの作り込み。

デザイン性を高めるためにフルフラットの1枚ガラスのようになっている……のだが、操作キーの辺りに触れると、所々ドットのような突起を指先に感じる。


フルフラットの大画面は、手探りで操作キーの位置を把握できるようにドットが配置されている。    AUTOCAR JAPAN

近づいて目を凝らしても見えないが、うまくカメラで撮影することができた。

なんでも、各操作キーの端が分かるような具合でドットを配し、手探りでも押し間違えないように配慮したとのこと。

個人的に気に入ったのは、目的地検索をした際に、6つのルート案が表示される画面。左右2分割の構成になったことが嬉しい。

左側に6つのルート案、右側にマップが表示されていて、各ルートの通り道を1つの画面で比較できる。

新しい楽ナビは、現代人が親しんでいる“スマホ感覚の操作感”を形にした。

目に触れるアイコン、その色使いもスマホライクに模様変えされている。

1998年の発売から育まれてきた楽ナビの「使いやすさ」という特性が、一層魅力を増した新型の登場だ。

新型「楽ナビ」 価格情報

カロッツェリア楽ナビの新型は2023年3月の発売。

価格はオープンとなっている。税込みの実勢価格は下記のとおりだ。


発表会に登壇したパイオニアの高島直人(高の字は、はしごだか) 取締役 兼 常務執行役員 モビリティプロダクトカンパニーCEOと、田原一司 市販事業統括グループ 商品企画部部長。    AUTOCAR JAPAN

なお、型番の末尾が「-DC」となっているのがネットワークスティックを同梱するモデル。スタンダード機も、別売りのネットワークスティックを接続すれば、車内をWi-Fiスポットにすることができる。

ネットワークスティック同梱モデル

・9V型 TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RQ920-DC(19万円前後)

・9V型フローティング TV/Bluetooth/SD/
AVIC-RF920-DC(18万円前後)

・8V型 TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RL920-DC(17万円前後)

・7V型200mmワイド TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RW920-DC(15万円前後)

・7V型2Dタイプ TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RZ920-DC(15万円前後)

ネットワークスティック別売りのスタンダード機

・9V型 TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RQ720(14万円前後)

・9V型フローティング TV/Bluetooth/SD/
AVIC-RF720(13万円前後)

・8V型 TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RL720(12万円前後)

・7V型200mmワイド TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RW720(10万円前後)

・7V型2Dタイプ TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/
AVIC-RZ720(10万円前後)

・8V型 TV/Bluetooth/USB/
AVIC-RL520(10万円前後)

・7V型200mmワイド TV/Bluetooth/USB/
AVIC-RW520(8万円前後)

・7V型2Dタイプ TV/Bluetooth/USB/
AVIC-RZ520(8万円前後)

・7V型200mmワイド Bluetooth/USB/
AVIC-RW120(7万円前後)

7V型2Dタイプ Bluetooth/USB/
AVIC-RZ120(7万円前後)