游立法院長、自民党の萩生田氏や麻生氏と会談 台湾に対する中国の侵略心に言及

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(東京中央社)訪日中の游錫堃(ゆうしゃくこん)立法院長(国会議長)は11月30日、東京・永田町の自民党本部を訪れ、萩生田光一政調会長や麻生太郎副総裁とそれぞれ会談した。

午前に自民党本部を訪れた游氏はまず、7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相への弔意を表した。その後、萩生田氏と会談した。

萩生田氏は、現在は国際情勢を含め、解決すべき課題が多くあると述べた上で、台湾は自由や民主主義、法の支配などの共通の価値観を共有する重要な友人だとし、日台関係の発展に期待を寄せた。

游氏は、中国は台湾に対して侵略の意図があると指摘。東アジアで唯一、主要7カ国(G7)のメンバーである日本が台湾を固く支持してくれさえすれば、台湾海峡の安全はきっと問題ないだろうと述べた。

午後には謝長廷(しゃちょうてい)駐日代表(大使に相当)の付き添いの下、自民党本部で麻生氏と会談した。麻生氏は、今年で日台断交から50年となったことに触れ、この50年、日台間では中国に傾斜した部分が多かったとしつつ、これまで日台関係を重視してきたのは自民党青年局だったと言及。青年局と台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の間にある緊密なパイプは、日台関係の発展を支える最も重要な力だと語った。

これまでに麻生氏の執務室を3度訪れたことがあるという游氏は、麻生氏の外相在任中にも執務室を訪問していたことを明かし、国家主権の象徴と言える外相の執務室に招き入れられたということは、台湾を支持し、台湾に友好的な姿勢の表れだとの見方を示し、麻生氏に感謝した。また、天気が良い時に、麻生氏を游氏の故郷の北東部・宜蘭県に招き、宜蘭から与那国島を眺めてもらいたい考えを示した。

游氏と麻生氏の会談は冒頭の数分のみ報道陣に公開された。游氏は会談終了後、台日の防衛協力について話し合ったか報道陣に聞かれると、話し合ったことは認めたものの、許可が得られていないとしてコメントは避けた。

游氏はこの日、東京タワーで開催中の「不屈の政治家 安倍晋三写真展 〜産経新聞カメラマンがとらえた勇姿〜」にも足を運んだ。

(楊明珠/編集:名切千絵)