イーロン・マスク氏がTwitterのCEOに就任して以降、Twitterの有料化を検討中との報道があったり、従業員の半数を対象にしたレイオフが行われたり、「認証済みバッジ」を有料化することが示唆されたりと、大きな変革が進んでいます。そのようなTwitterの変革を受けて、「Twitterがめちゃくちゃになる」と他のSNSに移行する人々も増えており、仲間がTwitterから次々に去って行くことを嘆いたTwitterユーザーのデビッド・プライド氏が、「#RIPTwitter(Twitterよ安らかに)」というハッシュタグがつぶやかれるごとにTwitterの青い鳥が涙を流す仕組みを作成しました。





2022年10月27日にマスク氏がTwitterの買収を完了して以降、マスク氏が大きな変革をもたらしてTwitterをめちゃくちゃにすることへの恐怖から、TwitterのユーザーがミニブログサービスのMastodonや、音声通話もできるコミュニケーションツールのDiscordに移行する人が続々登場しています。特にMastodonへの影響は顕著に現れており、Mastodonユーザーが1週間で23万人も増加したことが報じられました。

イーロン・マスクのTwitter買収でMastodonユーザーがたった1週間で23万人も増加、アクティブユーザー数も過去最多へ - GIGAZINE



そのような流れを受けて、プライド氏は「私の友達は皆Twitterから去ってしまい、私はとても悲しく思っています」と語り、その悲しみを表現するアイテムを作成しました。プライド氏が「Bye-Bye Bird(バイバイバード)」と名付けたTwitterのアイコンに似た青い鳥は、誰かが「#RIPTwitter」というハッシュタグを付けてツイートすると目から静かに涙を流します。「RIP」とはラテン語の「requiescat in pace」を略したもので、「安らかに眠れ」といったような意味で墓石などに用いられます。

プライド氏は、まず土台となる板を鳥の形に切り抜きました。



そして、水を通すための管やシリンジ、Raspberry Piなどを用意して取り付けていきます。



シリンジは水をゆっくりと垂らすのに利用。



TwitterのAPIを受け取り、その信号を「涙を流す」という命令に変換するシステムと、水を運ぶ仕組みをバイバイバードの背面に設置。



涙を運ぶホースはのど元側から固定され、目元までたどり着いています。



システム面の設置が完了したら、表面をスプレーで空色に塗装。これにより、どこか親しみのある見た目になっていきます。



バイバイバードが完成。



誰かが「#RIPTwitter」のハッシュタグを用いて「Twitterよ安らかに」とつぶやいてTwitterを去ることを決意したら、バイバイバードは仲間がまた一人去っていくことを悲しんで涙を流します。



「#RIPTwitter」というハッシュタグを含んだツイートを検知したらその都度ごとに涙を送るため、ムービーの最後でプライド氏がハッシュタグを検索すると、一気に大量のツイートが検知されてバイバイバードは滝のような涙を流して悲しんでいました。



バイバイバードに感銘を受けたユーザーの「涙はどこから供給したんですか?」という質問に対して、プライド氏は「ずっとためていたんだ」と回答しています。