台湾のパブリックアートに盗作疑惑 作者の会社「コメントしない」
盗作疑惑が持ち上がっているのは、法務部(法務省)行政執行署高雄分署の屋外に設置されている「公平正義・円融和諧」(公平と正義・円融と調和)と題したステンレス製の作品。日本人陶芸家、木野智史さんの陶芸作品「颪(おろし)(眼)」と形が酷似していることが先日、一般市民からの指摘で分かった。
高雄分署や文化部(文化省)の資料によると、作品は2017年に公募で選ばれ、2019年に制作された。作者は台湾人芸術家の蔡文祥さんとデザイン会社「葛菲雅奇視像空間設計」。経済部(経済省)商業司の商工登記公示資料によれば、蔡さんは葛菲雅奇視像空間設計の代表者を務める。高雄分署は業者に対し、書面での早急な説明を求めている。
中央社の電話取材に応じた木野さんの家族によれば、木野さんの「颪」は2015年に制作され、2016年に台湾国際陶芸ビエンナーレで審査員推薦賞を受賞している。
(曽以寧、洪学広/編集:名切千絵)
