泉裕泰代表(右)から勲記・勲章を贈られた林定三氏=日本台湾交流協会提供

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(台北中央社)2022年春の外国人叙勲で旭日双光章を受章した林定三(りんていさん)鼎三国際企業会長に対する勲章伝達式が14日、日本台湾交流協会台北事務所代表公邸(台北市)で開かれた。林氏は台湾における日本産農林水産物・食品の紹介を通じた日本食文化の普及に寄与した功績が評価された。

林氏は2005年から日本産米や果物、加工食品などの台湾への輸入販売を開始。台湾各地のデパートで日本産農林水産物の物産展を積極的に開催した。やまがた特命観光・つや姫大使や食材王国みやぎ大使、やまなし大使、島根県雲南市PR大使も務め、日本各地の農林水産物や食品の台湾向け輸出を支援してきた。台湾の各産地と日本の消費者を結び付け、台湾のコメやパイナップルを日本に輸出する取り組みも進めている。

林氏に勲記・勲章を手渡した同協会の泉裕泰台北事務所代表(大使に相当)は、林氏が2011年の東京電力福島第1原発事故を機に台湾での日本産農林水産物・食品の普及によりいっそう力を入れ、翌年から日本全国の産地を回って台湾への情報発信を積極的に行ったことに言及。「この活動に勇気づけられた日本の生産者も少なくなかったはず」と述べ、林氏に感謝した。

また、林氏が日本の複数の地方自治体からPR大使を依頼されていることにも触れ、「各産地の生産者や自治体関係者との間で培われた信頼関係がなせる技」だとたたえた。林氏がこれまで台湾で築き上げてきた日本産食品への信頼と日本食文化への理解を土台とし、日台の友好と友情がますます深まることを願った。

林氏は受章のあいさつで、旭日双光章の受章は「光栄」だと喜びを示した上で、今回の受章を励みに、日本と台湾それぞれの農林水産物の普及を通じた食文化の交流に加え、林氏が現在取り組むスマート農業の発展に貢献できるよう、よりいっそう努力していくと述べた。

(編集:名切千絵)