メッシのオーバーヘッド弾(上)と比較されているのがロナウドの伝説弾(下)だ。(C) Getty Images

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 やはりというべきか。論争となっている。

 パリ・サンジェルマンのリオネル・メッシは、現地8月6日に行なわれたクレルモンとのリーグ・アンの開幕戦(5―0で勝利)で、華麗なオーバーヘッド弾を決めた。

 4-0で迎えた86分、ゴールに背を向けた状態で、レアンドロ・パレデスが送り込んだ浮き球の縦パスを受けると、胸トラップから身体を倒すようにしてオーバーヘッド。弧を描いたシュートがゴールに吸い込まれた。

 この鮮烈弾とさっそく比較されているのが、アルゼンチン代表FWの“永遠のライバル”であるクリスチアーノ・ロナウド決めた伝説のオーバーヘッド弾だ。

 まだレアル・マドリーでプレーしていた2018年3月に開催されたチャンピオンズ・リーグの準々決勝、敵地でのユベントス戦だった。右サイドからクロスに対し、ポルトガル代表FWは対空時間の長いジャンプから、見事にオーバーヘッド弾を決めてみせた。

【動画】どちらが凄い? 論争となっているメッシとロナウドのオーバーヘッド弾
 この試合の数か月後に移籍することになるユベントスのサポーターも拍手を送った一撃と、どちらが凄いのか。SNS上では、2つのゴールを対比する写真などが拡散し、激しいバトルが繰り広げられている。

“メッシ派”は「トラップからの流れが最高!」「C・ロナウドより凄いぞ」「ロナウドを超えた」「アイデアが秀逸だ」「美しさが違う」「やはり世界最高はメッシ」などと主張。これに対し、“ロナウド派”は「そもそも跳んでないじゃないか」「比べるのはロナウドに失礼」「本気で言ってるのか?」「ロナウドのジャンプは1m41cm、メッシは0m0cm」と辛辣だ。

 メッシとロナウドはどちらが凄いのか。この永遠のテーマに、「オーバヘッド論争」が新たなスパイスを加えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部