Hackintosh gameboy
Ike T. Sanglay Jr

昔懐かしいゲームボーイ型の筐体に現代の高性能を詰め込む……という改造は、実用性を超えたロマンのあるためか、改造ハードウェア開発の中では一つの定番ともなっています。

今回は、ゲームボーイ外装の中身にハッキントッシュ(macOSをインストールした非正規マシン。法的にはグレー)を詰め込み、実際にゲームボーイのソフトを遊べるようにした人物が現われました。

このプロジェクトは、フィリピン在住のエンジニア、Ike T. Sanglay Jr.によるものです。ゲームボーイ型の筐体は3Dプリンタによる手作りであり、中に入っているのはシングルボードPCのLattepanda Alpha(Core i3などインテル製チップ搭載)。

そこにOpenCore(本来はサポート対象外のMacにmacOSをインストールするツール)によりmacOSを入れることで完成しています。

このハッキントッシュのボタンはすべて機能し、エミュレータを経由してゲームボーイのゲームを遊ぶことができます。また必要であれば、外付けディスプレイやキーボード、マウスを繋いでMacとして使うこともできます。