万泰生物、子会社が仏サノフィとの新型ロタウイルスワクチン契約を解消
万泰生物は28日に発表した公告の中で、子会社の厦門万泰滄海生物技術が昨年7月28日にサノフィ・パスツールと締結した、サノフィ/パスツールに新型ロタウイルスワクチン(主にロタウイルスAによって引き起こされる児童の下痢の予防に用いる)の開発、生産、商業化ライセンスを付与する合意文書について、サノフィ・パスツール側から万泰滄海がわに合意終了に関する通知書が届いたことを明らかにした。そして、合意終了通知は双方の約定に沿ったものであり、通知を出されてから180日後に契約が終了し、それまでにサノフィ・パスツール側が万泰滄海から得たライセンス商品、ライセンス専有技術、ライセンス材料およびその他機密保持情報を全て破棄することになっていると説明した。
万泰生物は、新型ロタウイルスの関連研究は現時点で準備段階にあり、商業用製品開発は行われていないと説明。約定に基づきサノフィ・パスツールから2020年8月に支払いを受けた1000万ドルの領収権に影響はなく、会社の収益に影響はないとしたほか、契約の終了が会社全体の業務発展と経営に重大な悪影響を生むこともないとの見解を示している。
万泰生物(北京万泰生物薬業)は1991年設立で、各種ウイルス体外診断試薬やワクチンなどの開発、生産を手掛けており、中国国内のほか米国、英国を始めとする世界30以上の国向けに販売を行っている。2020年4月に上海証券取引所メインボードに上場した。2021年1〜9月期の営業収入は前年同期比124.86%増の35億9598万元、純利益は同154.59%増の11億8820万元。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
