巨大ワニの口から突き出したワニの脚(画像は『Taylor Soper 2021年10月1日付Twitter「This happened in my parents backyard today… 」』のスクリーンショット)

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米サウスカロライナ州に住む男性が、自宅裏庭で捉えたアメリカアリゲーター(ワニ)の共食いの動画が注目を集めている。動画は現地時間9月30日に投稿されると、24時間足らずで再生回数が100万回を超え、『WTSP.com』『KIRO 7 News』などが伝えて拡散した。

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米サウスカロライナ州中南部の沿岸地域(ローカントリー)で先月30日、巨大ワニが体長約180センチ超(6フィート)のワニを丸呑みする様子が捉えられた。

24秒の映像は、SNSをやらない父親に代わってテイラー・ソーパーさん(Taylor Soper)がTwitterに投稿したもので「これは今日、両親が住む自宅の裏庭で起きたんだ。おやつは6フィートのゲーターさ。#lowcountrylivin」と言葉が添えられ、ハッシュタグは父親がローカントリー在住であることを示唆している。

動画は水面から顔を出した巨大ワニが“おやつ”のワニを頭から丸呑みにしているもので、撮影開始時にはすでに小さ目のワニの身体の半分が巨大ワニの腹の中に収まっている。

そして巨大ワニが頭を左右に振ると、餌食となったワニはどんどん見えなくなり、最後まで残った1本の脚が口に収まると巨大ワニは満足したかのように身体を沈めた。

テイラーさんは「巨大ワニの鼻先から尻尾の先までは約300〜365センチ(10〜12フィート)くらいだろう」と推測しており、犠牲となった180センチ超のワニが小さく見える。

この動画には「裏庭でこんな光景が見られるなんて!」「これはひとたまりもないね」「小さな子供でなくて良かった」「よくこんな動画を撮ったものだ!」といった声があがっており、テイラーさんは「ここではクレイジーなことが起きるんだ」と語ると、こんなエピソードを明かしている。

「実は僕の家族がワニ同士の戦いを見たのはこれが初めてではなくてね。先週には今回食べられてしまった小さなワニが、別の小さなワニを捕食していたんだ。なんだかワイルドだよね。」

なお米ワシントンD.C.にあるスミソニアン国立動物園によると、オスのアメリカアリゲーターの成体の体長は平均340センチで、大きなものは体重が約454キロ(1000ポンド)に達するという。生息地は流れの遅い川や沼、湖などの淡水で、野生での寿命は50年ほどになる。注目すべきは何度も生え変わるという74〜80本の鋭い歯で、一生涯の歯の数は3000本にもなるそうだ。

ちなみにワニが多数生息することで知られるフロリダ州では昨年11月、「これまでに最大では?」との声があがるほどの巨大ワニ(アリゲーター)が動画に収められた。この個体のサイズは明らかにされていないが、フロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)によると、これまでフロリダ州で捕獲されたアリゲーターの最大体長はオスの435.6センチ(14フィート3.5インチ)で、体重の最高記録はオスの473キロ(1043ポンド)だという。

画像は『Taylor Soper 2021年10月1日付Twitter「This happened in my parents backyard today… 」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)