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夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。

【画像を見る】「カエルと虫がこんなにうるさいところでよく眠れるわ〜」なんて義母、アナタじゃないと言えない言葉です…

■相談者プロフィール

やっすー(33歳女性)

あまりお風呂に入らない家庭で育ちました。今でもそんな習慣をつけた両親にモヤモヤします。

■お悩み相談

33歳女性です。私は、あまり入浴する習慣のない家庭で育ちました。お風呂に入るのは2日に1回程度。更に洗髪は1週間に1回程度の頻度でした。家族もそんな感じなので、どこの家族もそんなものかと思っていました。我が家が異常だということに全く気付かなかったのです。

私は元々余り汗をかかない方なので、周りから臭いなどと指摘をされることもありませんでした。誰にもバレずに思春期を通り過ぎたのです。しかし、問題は社会に出てからでした。

同僚と帰宅後のルーティーンを話し合っていた時に、私の入浴習慣がおかしいことを指摘されました。就職して家を出てからは、洗髪する頻度は上がっていましたが、2〜3日に1回など、周りと比べるとまだまだ少なかったのだと思います。お風呂に入るのも同じく2〜3日に1回ぐらいの頻度でした。

入浴や洗髪の頻度が少ないことを知られた私は、同僚などからそのことでいじられるようになりました。「不潔ちゃん」などとからかわれたこともあります。からかいは、いじりのような感じで結構きつく、会社に行くのがつらくなったほどです。当時片思いをしていた男性にも、そのことを知られ、距離を置かれるようになってしまいました。

だんだん会社に行きづらくなり、結局私はその会社を退社することとなりました。一生懸命就職活動をして入社を決めた会社だったので、退社を決めた後は精神的にもかなり落ち込んでしまいました。

現在の私は結婚し、3歳の子どももいて、幸せに暮らしています。幸せなはずなのですが、あの時受けた屈辱はなかなか自分の中から消えてくれず、今でもモヤモヤと自分の中で渦巻いています。衛生習慣をしっかりと身に付けさせてくれなかった両親を恨んでいるほどです。

今は違うならもういいじゃないかとも思うのですが、それでもなかなかこのことが頭から離れてくれません。どうこの過去の自分と折り合いをつけたらいいのでしょうか。過去のモヤモヤを断ち切るいい方法はありますでしょうか。

■嫌な思い出を忘れる訓練をしてみましょう

辛い思いをされましたね。過去の家庭環境に起因する世間とのズレは、なかなか気付きにくいことで、相談者様は特に後味の悪い形でそれがわかってしまったのだと思います。

過去の嫌な思い出は、誰しも1つ2つは抱えているものです。ですが、その思い出がたびたびフラッシュバックしてしまうのは、辛いことですよね。今から過去を変えることはできないので、嫌な思い出はトレーニング次第で忘れること、思い出しにくくすることはできることもあるので、そのトレーニング法の1つをご紹介します。

まず、何度も思い出すと、その記憶はより強く残ってしまいます。そこで、もう思い出さなくて済むように、ノートに辛かったこと、そのときどう思ったかを書き出してみましょう。そして、書き出したら、もう見返す必要はありません。

それでもしばらくは、嫌な思い出を思い出すことがあるでしょう。そういうときは、「ストップ、もう終わったこと」と脳内で唱え、思い出すことをやめてしまいましょう。

このような、嫌な思い出を忘れるトレーニングをすることで、少しずつ思い出す回数が減り、生活しやすくなると思います。ぜひトライしてみてくださいね。

■回答者プロフィール

園田未来

人間関係のトラブル、仕事関連のお悩み等、 人間関係に関する相談が得意。 他にも「うつ」などの精神病についても知見があります。気持ちの切り替え方や、楽しく生きる考え方についてお伝えします。