「これまでの日中関係を改めて分析する価値がある」との記事を中国メディアが掲載している。(イメージ写真提供:123RF)

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 「これまでの日中関係を改めて分析する価値がある」との記事を中国メディアの百度が掲載している。「今後の米中関係にも同じことが起こるはずだから」とのことだが、中国メディアはこれまでの日中関係をどのように分析しているのだろうか。

 記事は、「創造新日本」と題する20年以上前に出版された洋書の翻訳書の出版を報じるもの。同書は、原題は「The Clash:U.S.−Japanese Relations Throughout History」(1998)で、日本では出版されていない。なぜ、いまさらこれほど前の日米関係を分析した書籍が中国で翻訳出版されているのだろうか。それは「過去、日米に起こったことが、これから別の国々でも生じる。歴史は繰り返されるもの」と、翻訳者も述べている。

 過去、第二次大戦での敗戦を経験した日本は、その後経済復興を遂げる中で、強固な日米同盟関係を築いてきた。その一方で、急速な経済復興を遂げた日本に対し、アメリカはいわゆる「ジャパンバッシング」とも呼ばれる方法で、貿易の不均衡を非難し、是正してきた歴史がある。

 その後、日本がアメリカにとって経済上の脅威ではなくなった現在は、アメリカの日本に対する関心は、経済から、主に文化や音楽分野のみになり、「ジャパンパッシング」とも言える状況になってきている。

 記事は、「大国間で起こってきた歴史は繰り返される。日米間に起こってきたことが、今まさに米中間にも生じている。日米間における様々な出来事を見る時、今後の中国の行く末を予測する助けになるに違いない」とまとめている。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)