携帯電話の普及でにより、公衆電話を利用する機会はすっかり減ったと言えるだろう。中国でもかつては街のいたるところに公衆電話があったが、今ではほぼ姿を消した。しかし、日本ではピーク時より減少したとはいえ今でも公衆電話を見かけるのはなぜだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 携帯電話の普及でにより、公衆電話を利用する機会はすっかり減ったと言えるだろう。中国でもかつては街のいたるところに公衆電話があったが、今ではほぼ姿を消した。しかし、日本ではピーク時より減少したとはいえ今でも公衆電話を見かけるのはなぜだろうか。中国の動画サイト・西瓜視品はこのほど、「日本にはなぜ時代遅れの公衆電話が今なお存在するのか」と問いかける動画を配信した。

 動画では、今でも日本には「公衆電話」が残っているとし、1人1台の携帯電話が普及した現代においては「公衆電話は存在自体が時代遅れで、過去の遺物」に感じられると紹介しつつも、日本の場合は「れっきとした理由があって、存在し続けているのだ」と強調した。

 そして、日本に公衆電話が残っているのは「主に災害時の緊急連絡用」としての役割があるからだと紹介。役所や避難所に設置する「災害時用公衆電話」は近年むしろ増加していると伝えた。また、「第1種公衆電話」は「市街地では約500メートル四方に1台、それ以外の地域は1キロメートル四方に1台」設置することが決められており、これは「一種の通信インフラ」なのだと説明した。

 しかし、実際のところ日本でも公衆電話の使用率は非常に低いと指摘。ほとんどの公衆電話が赤字だが、維持費はどうしているのだろうか。記事は、日本には「ユニバーサルサービス制度」があり、1電話番号あたり3円を徴収していて、赤字分にはこの収入を利用していると伝えた。

 これを見た中国のネットユーザーから「確かに災害時に携帯電話が使えなかったら大変だ。さすが日本はしっかり考えている」、「今でも公衆電話は必要だと思った」などのコメントが寄せられた。中国では公衆電話は「時代遅れの代物」と考える人が多いが、動画を見て考え直した中国人は多かったようだ。中国は支払いもモバイル決済が主流となっているが、携帯電話が使用できなくなった時のことはほとんど考慮していないようにも見える。この点で日本は「備えあれば憂いなし」を実践していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)