アデコは8月17日、「緊急事態宣言に伴うテレワークの実態」に関する調査結果を発表した。調査は7月にネット上で実施し、2019年末までにテレワーク経験のあった管理職300人と緊急事態宣言後に初めてテレワークを経験した管理職300人の計600人から回答を得た。

4月に始まった緊急事態宣言下のテレワークについて、以前からテレワーク経験のあった管理職の67.0%が「部下とコミュニケーションが取れたと思う」と答えたのに対し、テレワーク未経験の管理職では52.7%と約15ポイントの差が開いた。

テレワーク経験がないと「メール」に頼りがち


「部下とのコミュニケーション時間が減った」答えた人も、経験者が28.3%、未経験者が41.7%と13ポイント近く差が開いている。「コミュニケーションの頻度が減った」も経験者が25.0%、未経験者が38.3%とテレワーク未経験の管理職で目立った。

また、部下とのコミュニケーション手段のうち最も頻度の高いものを聞くと、テレワーク経験のある管理職は「メール」(38.0%)、「オンライン会議」(28.7%)、「チャット」(19.3%)と人によって多様な手段を使い分けていることが分かった。

一方、テレワーク未経験の管理職の場合は「メール」(49.0%)と約半数が回答。「オンライン会議」(25.0%)、「チャット」(13.7%)の回答率はテレワーク経験者に比べて低く、メールに依存しがちな背景がうかがえる。

マネジメントをする上でテレワークを実施して良かったことを聞くと、トップ3は「部下のワークライフバランスがとりやすい」(経験者54.3%、未経験者47.0%、以下同順)、「自分のワークライフバランスがとりやすい」(52.0%、42.7%)、「業務効率が上がる」(50.0%、30.0%)だった。

いずれもテレワーク経験者の回答率が高く、特に「業務効率」では大きく差が開いた、一方で「良かったと思うことはない」(6.7%、13.3%)とした人は未経験者の方が2倍近く多かった。

テレワークの最適な頻度はどれくらいだと思うか」と聞いたところ、テレワーク経験者では「週4日以上」「週2〜3日ほど」(各44.7%)と"週2日以上"とした人が計9割に迫った。一方、未経験者の「週4日以上」(29.3%)と「週2〜3日ほど」(43.7%)の合計は73.0%。「ないほうがいい」(8.7%)とした人も1割弱いた。