戦後犯罪史上まれにみる連続企業脅迫事件である「グリコ・森永事件」。その真犯人は誰だったのか。作家の大下英治氏が「戦後最大のフィクサー」と呼ばれる許 永中氏に取材した『許永中独占インタビュー「血と闇と私」』(宝島文庫)より、一部を紹介する――。■不審車両を取り逃がした県警トップは焼身自殺を遂げた昭和59年と60年に阪神を舞台に発生した「グリコ・森永事件」は、犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから「かい