ゴルフコースもあり保養地として知られるキアワ・アイランド(写真:THEHENEBRYS/アフロ)

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米サウスカロライナ州は現在ロックダウン下にあるが、新型コロナウイルスではないものによって一人の女性が命を落とした。

キアワ・アイランドでネイルサロンを営むシンシア・コヴァートさん(58)。NBCニュースによると、サロンは州の要請により休業中だが、今月1日に顧客でもある友人の自宅へ出張施術に赴いたという。

キアワ・アイランドは大小の沼や入江が多数点在するビーチリゾートで、ワニの生息地でもある。施術を終えて一息ついたコヴァートさんは、近くの水辺にワニがいることに気づき、ポーチから外に出て写真を撮り始めた。あまりにも無防備にワニに近づくコヴァートさんに、顧客とその夫は大声で水際から離れるよう警告。「先週そこで鹿がワニに殺されたのよ!」と叫んでも、コヴァートさんは「私は鹿には見えないから大丈夫よ」とのんきにスマートフォンを構えてワニとの距離を詰め、あろうことかワニに触れようとしたという。すると体長3メートルほどのワニがコヴァートさんの左脚に噛み付いてきたのだ。

顧客夫婦や近所の目撃者が投げてくれたロープを掴み、コヴァートさんは間一髪でワニの牙から逃れることが出来た。岸に上がり、「もう二度とこんなことはしないわ」と反省の弁を述べた次の瞬間、再度ワニに襲われ、叫び声を上げる暇もなく水中へと消えてしまったとNBCニュースは報じている。

通報を受けて駆けつけた保安官代理によってこのワニは銃殺され、水の中からコヴァートさんの遺体も回収された。サウスカロライナ州天然資源局によると、このワニは20年近く同地域に生息していた個体だったという。

目の前で友人のネイリストを失った顧客が保安官事務所に語ったところによると、コヴァートさんはいつも控えめでプロに徹する人だったが、事故当日はやけにおしゃべりでリラックスした様子だったという。検視の結果、溺水による事故死として処理された。