安心できない天気
水曜日は、太平洋高気圧の張り出しが強まる見込みです。そのため、関東から西では、雲が多いながらも日の差す時間がありそうです。ただ、朝は湿った空気や寒気の影響で東海や近畿で発達した雨雲がかかっています。午前5時時点、大阪・愛知・静岡・千葉の一部に大雨警報や洪水警報が発表されています。土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。日中も安定してすっきりと晴れるというわけではありません。湿った空気が溜まっているので、九州から東北にかけて大気の状態が不安定です。気温が上がる午後は、急に積乱雲が発達し雷雨となる可能性があります。特に注意が必要なのは、甲信地方や関東の山沿いです。空が暗くなったり、冷たい風が吹くなどしたら天気急変のサインです。空模様の変化にご注意ください。北日本は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、昼過ぎはにわか雨がありそうです。
(気象予報士・山崎 貴裕)