JR東のハイブリッド試験車両はハイドロ製燃料電池!
JR東が製作する試験車両は出力180キロワットの固体高分子型燃料電池(PEFC)を2基搭載する。航続距離を長くするため、燃料電池車・バスと同じ、70メガパスカル(メガは100万)の高圧水素を鉄道車両として初めて使う。
JR東は神奈川県の南武線(武蔵中原―尻手―浜川崎)と鶴見線で約3年間、試験を行う。同区間では24年度にも、別途製造予定の営業用車両による営業運転も視野に入れる。
JR東は燃料電池列車を、設備のメンテナンス軽減や環境負荷の低減を念頭に、非電化区間におけるディーゼル車両の代替や通勤路線の架線レス化に活用したい考え。充放電制御や耐久性、信頼性の確認など車両技術に加えて、高圧水素を利用するための法規制対応やコスト縮減、カーボンフリー水素の調達など実用化に向けて対処すべき課題は多い。
国内の燃料電池車両はJR東のほか、JRグループの鉄道総合技術研究所(鉄道総研)でも所内試験線で実車を使った研究が進んでいる。鉄道総研は保有する試験車両について、燃料電池システムの小型・軽量化に伴う機器の床下搭載に向けた改造を行っており、19年度内に完成する見通しだ。
