Facebook、Messengerに送信したメッセージの削除機能を追加予定
連日取り沙汰されているFacebookの個人情報流出問題ですが、先週、これとは別の問題も発覚していました。それは、Messengerから、受信者側にもなんの通知もなく、Facebook役員のメッセージが削除されているというもの。

Facebook Messengerには「秘密のスレッド機能」として、一定時間後にメッセージを削除する機能がすでに実装されていますが、今回の問題はこの機能ではなく、通常のスレッド機能の場合です。

Facebookは、TechCrunchからの指摘に対し、Facebook役員のみ、一定期間後に送信したメッセージを削除可能なことを認めました。この機能、2014年にソニー・ピクチャーズがハッキングを受け、電子メールの内容が流出した問題を受けて実装されたとのことです。なお、米国には電子メールなどの電子データを一定期間保存しなければならない法令があり、この法的義務の期間は遵守しているとしています。

機能実装の目的はある程度理解できるものの、Facebook社外の受信者側から許可もなく削除できてしまうのはプライバシーの侵害とも受け取れます。

この問題を受け、議論の沈静化を図る目的もあるのでしょうが、同様の削除機能を一般ユーザーも使えるようにし、この機能が提供されるまでの間、役員のメッセージ削除機能も停止するとのことです。

ユーザーにとって、機能追加の経緯は楽観できるものではありませんが、機能自体は歓迎されそうな内容です。

提供時期や、具体的な方法は未定ですが、役員に提供されていたものと同様、一定期間後に送信者・受信者の双方からメッセージが削除されるものになると考えられます。LINEなどのように送信を取り消せる機能が含まれるのかはわかりませんが、後者のほうが需要は高いかもしれません。

なお、Facebookのザッカーバーグ氏は4月10日、11日(米時間)、一連の個人情報問題について米上下院委員会の公聴会で証言を行います。この内容如何によっては、メッセージ削除の件も大きく取り上げられることになるかもしれません。