学生の窓口編集部

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今年の春から大学生になった人は、そろそろ環境に慣れてきた頃ではないでしょうか。過酷な受験戦争を乗り越えて、第一志望の大学でキャンパスライフを楽しんでいる人も多いはず。でも、結果的に第一志望以外の大学に進学を決めた人もいるはずですよね。そこで今回は現役大学生のみなさんに「今、通っている大学」についてアンケートで聞いてみました。

Q.今通っている大学は第一志望ですか?

はい……53.7%
いいえ……46.25%

ほぼ半数ですが、やや「第一志望の大学に通っている」という人が多いようです。どのようにして今の大学に通うことになったのか、詳しいエピソードを聞いてみましょう。

<「はい」と回答した人の意見>

■指導を受けたい先生がいたから

・この先生から勉強を受けたいと思っていたから(女性/21歳/大学4年生)
・オープンキャンパスなどで見に行って一番いいところだったから(男性/23歳/大学4年生)
・指導してもらいたい教授に会いに行って、受験の対策もしっかり行った(女性/23歳/大学院生)

受験前からその大学の雰囲気を味わったり、教授とのコミュニケーションを図っていた人は多いようです。指導を受けたいという先生がその大学にいたら、受験対策もしっかりできそうですね。

■やりたい仕事に近かったから

・この大学でしか勉強できない学問があったから(女性/23歳/大学院生)
・自分の進みたい仕事に一番近かったから(女性/20歳/大学3年生)
・すごく行きたい学校だったので、面接の練習を何回もした(女性/18歳/短大・専門学校生)

第一志望の大学でしか勉強できない学問や、自分が進みたい仕事に一番近いカリキュラムがあると、勉強のモチベーションも上がりますよね。

<「いいえ」と回答した人の意見>

■センター試験で失敗……

・国公立狙いであったが、センター試験で失敗したため(女性/21歳/大学4年生)
・センターで点が取れなくて第二志望の大学になった(女性/20歳/大学3年生)
・希望の大学へは偏差値が足りず、センター試験も全く点数がとれなかったため、行くことができなかった(女性/20歳/大学3年生)

一般枠で大学に入るには、避けて通れないのがセンター試験。特に国公立はレベルが高いので、センター試験で失敗すると第一志望の大学に入るのは難しいですよね。それで悔しい思いをした人も多いようです。

■第一志望には落ちてしまった

・受験勉強にあまり身が入らず、国立の第一志望に落ちて私立に通っている(男性/20歳/大学3年生)
・希望する大学には落ちてしまって、学部的にも第一志望のところはすべて落ちてしまったため(女性/21歳/大学4年生)
・行きたいと思ったところは勉強しないと入れなかったから、推薦で入れるところから選んだ(女性/22歳/大学4年生)

受験勉強に身が入らなかったり、第一志望に落ちてしまった結果、滑り止めだった大学に通っているという人も。第一志望の大学をあきらめて、推薦で入れるところを選ぶのは賢い選択かもしれませんね。

今、通っている大学が第一志望だという人は、全体の約半数という結果になった今回のアンケート。第一志望ではない大学に通っている人からは、センター試験で落ちてしまったという声が多数ありました。第一志望の大学に入れた喜びは大きいものですが、第一志望ではない大学でも、充実した毎日が送れるかどうかはその人次第と言えそうですね。

(ファナティック)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年6月17日~2016年6月20日
調査人数:大学生男女402人(男性199人、女性203人)