アメックスの「ゴールド・カード」、中小・個人事業主向けに「想定を超えて」拡大
アメックスは米国においては、BtoB決済の取扱いでトップの実績があり、法人向けに培ってきた与信管理やサービス内容を応用し、「日本での企業オーナー向けビジネス・カードの先駆者として取り組みを強化してきたが、ここへきて会員数が伸びている以上に、カード決済をご利用いただく取扱高が急速に伸びている」(清原氏)という。
また、アメックスが日本の中小企業経営者や個人事業主を対象に実施した2015年の調査で、「約6割が経営改善の必要性を感じるという結果だった。財務面での資金繰り改善、業務の効率化などの課題は、『アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード』をご活用いただくことによって、大きな改善効果が期待できる」と、国内において一段と成長の余地があると語っている。
たとえば、小規模事業主に多い資金繰りの関する課題については、クレジットカードを利用することによって支払日を固定化し、一定の支払いサイクルで決済が行われるため最長52日間の支払い猶予期間が生まれる。また、経費の計上漏れを防止し、3カ月間の利用記録を集計した「四半期管理レポート」によってムダな経費をチェックして、今後の経費管理を検討することもできる。
また、加盟店にとっては貸し倒れリスクを回避できる他、新規の顧客獲得や顧客の囲い込みなどのメリットがあり、法人向けの加盟店も順調に拡大しているという。
「従来は商品を仕入れるたびに請求書を受け取り、期日までに振込処理をする必要があり、そのたびに手数料を取られるが、カードで決済することによって、その購入に応じたポイントが付与される。たとえば、1カ月の利用金額が50万円であれば、1年間で6万ポイントに相当する。このポイントで無料航空券や宿泊券と交換、あるいは、ポイントを使って従業員と特別なディナーを食べに行くこともできる。このような、カード利用による業務効率化という側面に加え、カードだからこそ提供できる特典についても丁寧にご説明することによって、日常の決済にカードを利用するという流れを大きくできる」(清原氏)と見通している。
一方、個人向けの「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、「特別な体験を求めるカップル向けに2枚目のカード年会費を無料、ディナーのコース料理が1人分で2人が食べられるなどのサービスを導入してから、成長が加速している」(清原氏)という。「通常、カード会員向けのサービスはプライベートな体験として、ご利用者ご本人にしか分からないサービスですが、最近ではSNSなどで、ご自身の体験を友人や知人に紹介するということが一般化し、いわゆる口コミ効果でアメックスの会員向けサービスの内容が広がっている」という。
たとえば、9月に開催した「AMERICAN EXPRESS GOLDEN SCENT LAB」というイベントでは、カップルで訪れた2人の特別な思い出を表現した香水を、その場で調香師がブレンドしてプレゼントした。清原氏は、ゴールド・カード会員に提供する付加価値「プレミアムな体験」について「“プレミアムな体験”とは、特別な体験、忘れられない体験という意味を強く込めています。ある人にとって、プレミアムなレストランは高級なレストランではなく、配偶者と出会った近所の居酒屋であるかもしれません。その人にとって、特別に大切なことをお届けできるパートナーでありたい」と、様々なアイデアを具体的なカタチにしていきたいと語っていた。(編集担当:風間浩)
