「Su−35」戦闘機に中国が執着・・・「J−11D」では航続距離が不足=中国メディア
スホーイ社などを傘下に持つロシア・統一航空製造社のスリュサール総裁は、中国へのSu-35の商談がまとまっていない理由について、中国がロシアから購入した「Su-27」をコピーし改良した新型機を次々に開発したことを挙げた。「Su-35」も同様に無断改良する懸念があるという。
中国はSu-27をベースにした「J-11」シリーズの新たな改良型の「J-11D」の初試験飛行を4月下旬に行ったとされる。そのため、中国はSu-35への関心を失ったとの見方もできるようになった。
しかしSu-35は増槽を取り付けるなどでSu-27に比べて燃料搭載量が2割程度増え、さらに空中給油も行える。
中国空軍が陸上の基地から南シナ海方面に戦闘機を飛ばした場合、「J-11」シリーズでは航続距離の制約から、満足な行動が困難になる。このため、中国にとってSu-35の保有は大きな意味を持つという。
スリュサール総裁によると、2015年内にSu-35を24機売却することで、中国側と契約できると考えている。それだけの機数を売れば、自社側としても「利益を出せた」と認識できるという。ただし売却にはロシア政府の輸出許可も必要だ。
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◆解説◆
第二次世界大戦後、ソ連はアジア・アフリカの諸国に、トラクターなどの農業機器を自らの支持国などに与えた。中国も援助を受けたが、他の国が故障などで使えなくなるとソ連に再供与を求めたのに対し、中国は譲り受けた機器の一部を分解して徹底的に研究して、自力で作れるようにしたという。
上記はかつて、国家建設への意気込みを象徴する美談として喧伝された。Su-27の「無断改良」についても、「祖国の偉大さ」を示す話として報じられる場合が多い。(編集担当:如月隼人)(写真は環球網の上記記事掲載頁キャプチャー)
