パリの中心部から西へおよそ30キロ。サン=ジェルマン=アン=レーを抜け、イヴリーヌ県の長閑な風景の中を進むと、モルドゥル川の谷間に位置する小さなコミューン、モール(Maule)へと至る。古代ガロ・ローマ時代から交通の要衝として人が定住し、現在も伝統的な石造りのファサードが街並みを形成するこの地は、パリ近郊という立地でありながら、独自の穏やかな時間を保ち続けている。【画像】「見せびらかす」のではなく、車へ