2月、水産庁は今年の太平洋におけるサバ漁獲枠を現行の2〜3割に削減する案を示した。国産サバに一体何が起こっているのか。時事通信社水産部の川本大吾部長は「かつては太平洋側だけで年間100万トン獲れていたが、昨年は7万トンまで落ち込んだ。獲れるのも細い小型魚ばかりで、国産サバは食卓から縁遠くなっている」という――。筆者提供資源の減少が心配される太平洋のサバ - 筆者提供■21年ぶりに30万トン割れとなったサバ漁獲量