911跡地に建築中「ワンワールド・トレードセンター」

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Sam Gustin


現在64階まで鉄骨が組み上がり、ニュージャージーやブルックリンからもビルを見ることができる。2011年5月10日撮影。Photo: Sam Gustin/Wired.com

2001年9月11日の同時多発テロで倒壊したワールド・トレードセンターの跡地に、新しい超高層ビル『One World Trade Center』(ワン・ワールド・トレードセンター)が建設されている。

「フリーダムタワー」とも呼ばれるこの超高層ビルは、2013年に完成予定。完成後の高さが約541メートルで、ニューヨーク市でもっとも高いビルになる。[世界一の高さのビルは、ドバイの「ブルジュ・ハリファ」。米国一の高さのビルは、2011年完成予定の「シカゴ・スパイア」。]そして、関係者によれば、「世界でもっとも高度な技術を取り入れた」ビルになる予定だ。

104階建てのビルの延べ床面積は約24万メートルで、建設には4万5000トンの鉄鋼、約15万3000立方メートルのコンクリート、約9万3000平方メートルのガラスを使用する。エレベーターの数は70だ。

One World Trade Centerのオーナーであるニューヨーク・ニュージャージー港湾局によると、One World Trade Centerでは、コジェネレーションや燃料電池のほか、敷地外の風力や水力といった再生可能エネルギーなど、次世代の革新的なエネルギー源を活用する予定だという。併設される国立9.11記念碑・博物館には、大量の木も植えられる予定だ。[跡地は、ワン・ワールド・トレードセンターを含めて6つの超高層ビルと記念碑博物館が建設される]

当然ながら、セキュリティの確保には非常な注意が払われている。また、巨大な通信アンテナが設置される予定だ。アンテナと合体すると、ニューヨーク市のスカイラインの高さが1776フィート(約541メートル)にまで伸びることになる。[1776フィートという数値は、米国独立の年にちなんでいる]

一方、『Vogue』『The New Yorker』『Vanity Fair』『GQ』『Wired』などの発行元である出版大手、米Conde Nast社は5月18日(米国時間)、同社の従業員に対し、従業員5000人にのぼる同社の新しい本社がOne World Trade Centerに入る予定だと伝えた。

Conde Nast社は港湾局と、約9万3000平方メートルにおよぶスペースの賃貸契約を、まもなく締結するという。この契約では、Conde Nast社は25年にわたっておよそ20億ドルを支払う予定であり、同ビルのアンカーテナントになる。現在の計画では、2013年の上旬から、Conde Nast社が下の方のおよそ20階(上写真参照)を使用することになっている。

May 2011 Fact Sheets

[日本語版:ガリレオ-向井朋子/]

WIRED NEWS 原文(English)

  • 「都心の風力発電施設」を目指すWTC跡地タワー2004年9月17日
  • ガラスを自在に使ってWTC跡地を再建(天才賞シリーズ4)2004年10月28日