セミには3月に旗上げする戦極に来日することが発表されているエヴァンゲリスタ・サイボーグが登場、ゲガール・ムサシと対戦。バチバチの打ち合いになることが予想された一戦だが、サイボーグはテイクダウン狙いですぐに組み付く。しかし、テイクダウンを奪ったのは態勢を入れかえたムサシだった。ムサシはそのままサイドを奪うと、マット・ヒューズばりに両足でサイボーグの右腕を挟んで固定。ディフェンスできないようにして、左の拳を落としていく。サイボーグはポジションを入れかえようと懸命に抵抗するが、レフェリーはここで試合をストップ。3分42秒、ムサシのTKO勝利が告げられた。技を解かれた直後に立ち上がり、レフェリーに裁定に不満を表したサイボーグとシュートボクセ勢だったが、判定が覆るわけもなくケージを後にするしかなかった。

デイヴィス・ギャレットの挑戦を受けたHCF世界ライト級王者トーマス・シュルテは、いきなり蹴り足を掴まれテイクダウンを許し、パウンドを受けるという厳しい立ち上がりに。唇と瞼を腫らした王者は、ここで目が覚めたように反撃に移ると、すぐにバックを奪いチョークで一本勝ち。終わってみれば僅か75秒の秒殺王座防衛となった。

この他のメインファイトでは、ボードッグ離脱組の一人デリック・ノーブルが2R4分34秒でブレンダン・セギンにKO勝ち、EXCを離れたマイク・パイルはクロアチア人ファイター=ダミール・ミレニックを84秒アームロックで下している。順当勝ちが多かった今大会で、一番のアップセットは元UFCファイターのデイヴィッド・ロワゾーが、ジェイソン・デイに1−2のスプリットで判定負け。「こんな判定をされたのは初めて」とロワゾーが言うように、疑問の残る判定となった。アンダーカードに出場したKOTCカナディアン王者のティム・ヘイギは、セルビアの喧嘩王ミオドラグ・ペトコビッチ1−2の判定負けを喫している。