W杯主審にブチギレ「強盗犯」 TV解説が暴言、生放送でレッド糾弾→取材パス剥奪…謝罪「皆さんを裏切った」
北中米ワールドカップ
サッカーの北中米ワールドカップ(W杯)でパラグアイがトルコに1-0で勝利した19日(日本時間20日)の試合中、口を隠して相手と話したパラグアイのMFミゲル・アルミロンが退場処分を受けた。これに生放送で激怒したパラグアイ解説者が、主審と国際サッカー連盟(FIFA)会長を「強盗犯」と糾弾。不適切発言により、大会の取材パスを剥奪される事態となった。
英公共放送「BBC」は「アルミロンに対する暴言で解説者がFIFAのクレデンシャルを剥奪される」との見出しで記事を掲載した。アルミロンは相手のメルト・ミュルドゥルと話す際に手で口を覆い、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認を経て前半終了時に一発退場になった。
今大会からの新ルールで、相手選手との衝突・口論中に口元を覆う(隠す)行為はレッドカードの対象となり得る。アルミロンはこの新ルールが初適用された事例となった。これにパラグアイの解説者ホルヘ・ベラ氏は冷静さを失い、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長とイバン・バートン主審を「強盗犯」と呼び、「サッカーを殺している」と非難したという。
ベラ氏は自身のXで大会の取材認定を取り消されたと報告し、謝罪した。「自国の選手の退場に対する不満の真っ只中で、代表チームが不利益を被っていると感じ、審判、FIFA、そしてその当局に対して攻撃的で容認できない表現を使ってしまった」とつづった。FIFAの制裁により、パラグアイ放送局「ABCカルディナル」と「ABC TV」によるW杯報道に一切関わることができなくなった。
ベラ氏はFIFAへ謝罪文を送り、「ルールに疑問を持ったり、判定に同意できなかったりしても、私のように自制心を失うことが正当化されることは決してない」「この職業に求められる冷静さと敬意を保つという基本的な部分で、私は皆さんの期待を裏切ってしまった」と全面的に責任を認めた。記事はロイター通信が伝えた関係者の話として、FIFA側が同氏の言葉を容認できず、認定放送関係者に期待される基準を下回る行為とみなしたと報じている。
エルサルバドル人のバートン氏は、25日(同26日)に行われる日本―スウェーデン戦の主審を務めることが発表されている。
(THE ANSWER編集部)
