会合に参加したオープンAIのサム・アルトマンCEO(左)ら(17日)=AP

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 【エビアン=市川大輔】フランス東部エビアンでの先進7か国首脳会議(G7サミット)では17日、首脳らと各国を代表するAI(人工知能)企業トップらによる昼食会が開かれた。

 サイバー攻撃に悪用されかねない先端AIの安全な活用に向けて、意見交換した。

 G7首脳と主要AI企業トップによる会合は珍しい。企業側は、対話型生成AI「チャットGPT」を手がける米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)や、米アンソロピックのダリオ・アモデイCEO、英グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビスCEOらが出席した。

 日本から出席したサカナAIの伊藤錬・共同創業者・社長は会合後、記者団に「AIが社会に与える影響や安全保障を巡り、AI企業の経営者と政府の首脳が問題意識を完全に共有できた」と意義を語った。

 アンソロピックが開発した「クロード・ミュトス」などの先端AIはシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を特定する能力が高い。サイバー攻撃に悪用されると、金融や電力など重要インフラ(社会基盤)を混乱させる恐れがある。

 アンソロピックはミュトスをサイバー防御に活用してもらうために米国内外に提供を始めたが、米政府が12日に安全保障上の懸念を理由に提供しないよう命じていた。