19日の署名式典直後に本格交渉 米イラン、海峡開放「60日間」

【ワシントン、テヘラン共同】米政府高官は15日、米国とイランの戦闘終結に向けた覚書に基づき、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が60日間、通航料なしで船舶に開放されると記者団に述べた。バンス米副大統領は、米イランが14日に覚書に電子署名したとABCテレビで語った。イランのアラグチ外相は15日、両国代表団が19日にスイスでの式典で正式に署名した直後、最初の交渉を行うと述べた。国営英語放送局プレスTVが伝えた。
米国とイランは覚書締結で停戦を60日間延長しイラン核問題などを本格的に協議する方向だが、難航は必至。ホルムズ海峡の開放が順調に進むかどうかも不透明だ。
19日の署名式典にはバンス氏と、イランのガリバフ国会議長が出席する見通し。ロイター通信によると、スイス中部ルツェルン近郊で開催する方向で調整中。
米政府高官は、覚書にイスラエル軍のレバノン撤収は含まれていないと述べた。イスラエルのネタニヤフ首相は15日、レバノン南部での軍駐留継続を明言。イスラエル軍と親イラン民兵組織ヒズボラによる攻撃の応酬が続いた。

