韓国統一選が投開票、与党「共に民主党」優勢…野党は尹錫悦前大統領の戒厳令宣布の影響もあり苦戦
【ソウル=仲川高志】韓国の主要自治体の首長らを選ぶ統一地方選の投開票が3日、行われた。
韓国KBSによると、4日午前0時現在、李在明(イジェミョン)政権の与党である左派系の「共に民主党」が、16の主要市・道のうち、6自治体で当選を確実にした。韓国メディアは共に民主党の優勢を伝えており、勝利すれば、昨年6月4日に発足した李政権の基盤は強化されそうだ。
今回の統一選は李政権発足後初の全国規模での選挙。KBSによると、京畿道や全羅北道の知事選、蔚山、大田両市長選など6自治体で当選を確実にしたほか、仁川市を含む3か所で当選が有力になった。保守系野党「国民の力」が当選を確実にしたのは、地盤とする慶尚北道の知事選の1か所にとどまっている。
保守の尹錫悦(ユンソンニョル)政権の発足後に実施された2022年の前回選では、17の主要市・道のうち12か所を、当時与党だった国民の力が制した。今回の統一選は、共に民主党が李大統領の6割を超える支持率を背景に全般的に戦いを優位に進め、国民の力は尹氏による24年の戒厳令宣布の影響などで苦戦を強いられた。
この日は統一選に合わせ、国会議員の再・補欠選挙も全国14選挙区で実施された。1月に国民の力を除名された同党前代表の韓東勲(ハンドンフン)氏が釜山市の選挙区から無所属で出馬したほか、文在寅(ムンジェイン)政権で法相を務めた左派系野党「祖国革新党」のチョグク代表が京畿道・平沢市の選挙区から立候補した。
KBSなどの出口調査によると、韓氏は共に民主党の候補と、チョグク氏は共に民主党や国民の力の候補とデッドヒートを繰り広げている。
