ドジャース・佐々木朗希(提供・共同通信社)

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 「ドジャース−フィリーズ」(30日、ロサンゼルス)

 ドジャースの佐々木朗希投手が先発マウンドに上がり、初回に今季最速となる161キロをたたきだした。六回途中で降板するまで160キロ台を連発。3安打1失点に強力フィリーズ打線を抑え込んだ。

 シュワバーに投じた8球目に161キロを記録した佐々木。最後は低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。6球目に浮いたスライダーを右翼ポール際まで運ばれる特大ファウル。これを見て一気にギアを上げた。100マイル超えは今季初めてだ。

 続くターナーも直球でねじ伏せ、ハーパーには160キロを投じるなど明らかに球速が上がっている。5球目が見逃し三振かと思われたが、ABSチャレンジで判定がボールへ覆った。四球で歩かせてしまったが、マーシュを二ゴロに仕留めて無失点で立ち上がった。

 しかし二回、ボームに高めの159キロフォーシームを捉えられバックスクリーンへ運ばれた。一発を浴びたのは3試合ぶり。マウンドで打球を見つめたが、切り替えたかのように冷静な表情を浮かべた。ストットを打ち取り、リアルミュートにも100マイルを計測するなどして空振り三振。ガルシアも直球で連続三振に斬った。

 味方が同点に追いついた直後の三回は2球で最初のアウトを奪い、打順が一巡してシュワバーには直球で空振り三振。ターナーはスプリットで三振に仕留めた。スイングしたバットがスミスのヘルメットを直撃するアクシデントもあったが、問題なくベンチにさがった。

 四回はハーパーを1球で二ゴロに打ち取り、マーシュは追い込んでからのスプリットで捕邪飛に。先制ソロを浴びたボームには初球に声をあげて160キロを投じた。最後はフルカウントから低めの変化球で三ゴロに。2イニング連続の三者凡退だ。

 エスピナルの犠飛で勝ち越した五回は先頭を2球で打ち取り、打者10人連続アウト。リアルミュートは2球で追い込み、160キロで3球三振。ガルシアも内角直球で詰まらせて捕飛に打ち取り、勝利投手の権利を引き寄せた。

 そしてクオリティースタートの基準となる六回。先頭のクロフォードに粘られながらもフォーシームで空振り三振。シュワバーは止めたバットの打球がボテボテのゴロとなり三塁内や安打で出塁を許した。初回以来、走者を背負っての投球。ターナーには右前打を浴び、初めて得点圏に走者を置くピンチとなった。

 ここでロバーツ監督がベンチを出て交代を決断。2番手にベシアを投入した。それでもスタンドは総立ちで拍手を送り、佐々木の好投をたたえた。ベシアは満塁とピンチを広げるもしっかりと裁ち切り、ベンチで佐々木と抱き合った。

 前回登板では初回に3失点しながらもしっかりと立ち直って3勝目をマーク。17日のエンゼルス戦ではメジャー最長となる7回を投げて1失点と覚醒のマウンドとなっていた。