日本代表の森保一監督は31日のアイスランド戦(国立)にMF遠藤航(リバプール)とDF吉田麻也(LAギャラクシー)の先発起用を明言したうえで、キャプテンマークについては現在のチームキャプテンである遠藤に巻いてもらう考えを示したが、遠藤自身は吉田への敬意を示す意味でキャプテンマークを託したい気持ちがあるようだ。

 公式練習後、報道陣の取材に応じた遠藤は「僕がキャプテンをやるのか、(吉田)麻也さんなのかというところは、もう一回監督と話してみようかなと思っている」と、キャプテンマークをどちらが巻くかについて森保監督と話し合う意向を示した。

 公式練習前の記者会見でゲームキャプテンについて聞かれた森保監督は「麻也にキャプテンマークを巻いてもらって、試合中にキャプテンマークを(遠藤に)渡すことも考えたが、まずはW杯への準備だと思うし、麻也は引退するとは一言も言ってないので、渡すということはしなくてもいいかなと思っている」と言及。あくまでチームキャプテンである遠藤にキャプテンマークを託す考えを口にしていたが、遠藤の思いとしては、吉田へのリスペクトの気持ちのほうが大きかったのかもしれない。

「自分が今、このチームのキャプテンをやっているので、常にキャプテンマークを巻いて先頭でピッチに立つというのは、自分に求めている部分でもあるけど、麻也さんが今まで代表に貢献してきた実績に対してもリスペクトを持っている」。そう口にした遠藤は「キャプテンマークを巻かずに10分やるのと、巻いて10分やるのとでは麻也さんの気持ちも違うと思うし、僕らの振る舞い方もリスペクトを込めるという意味で変わってくると思う」と指摘。「(森保監督と)もう一回話してみます」と、宿舎に戻ってから相談する考えを示した。

(取材・文 西山紘平)