朝倉海 涙の初勝利!UFC3戦目バンタム級転向で1R110秒殺KOで吠えた「自分の打撃は世界一」
◇UFCファイトナイト・マカオ 朝倉海ーキャメロン・スモザーマン(2026年5月30日 マカオ)
世界最高峰の格闘技団体「UFCファイトナイト・マカオ」が30日にマカオで開催。元RIZINバンタム級王者の朝倉海(JTT)がキャメロン・スモザーマン(米国)に1Rわずか110秒でKO勝利。涙のUFC初勝利を飾った。
バンタム級で圧倒的強さを証明した。1R開始からキレのある蹴りで攻め込んだ。右フックで相手をグラつかせると、ケージに追い込んで最後は左フックでダウンを奪い、鉄槌を落とすとレフェリーが試合を止めた。悲願のUFC初白星は最高のKO勝利となった。
試合直後には安どの笑顔を見せていたが、試合後のインタビューでは「過去の2試合で負けてたから自分の強さを見せたかった」と涙を流した。「自分の打撃は世界一だと思う。次は誰とでもいい」と気合のコメントを残した。
ケージから降りると、ケージサイドで見守っていた兄・未来と抱擁を交わした。
海は、24年6月にRIZINバンタム級王座を返上すると同時にUFC挑戦を発表。同年12月のUFCデビュー戦は、いきなりフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に挑戦。しかし厳しい現実が待っていた。2Rバックチョークで失神負けを喫した。日本人初そしてアジア人初の男性UFC王者誕生とはならなかった。
UFCデビュー戦で黒星を喫してから約8カ月。再起戦でティム・エリオット(米国)と対戦したが、2Rギロチンチョークでタップアウト負け。2戦連続一本負けでUFC2連敗を喫した。
その後、UFC上海PIでパフォーマンステストなどさまざまなものを計測。その結果、適性階級は「バンタム級」と分かったため、階級転向を決意した。「UFC挑戦する時に体重的に10キロ減量が当たり前だったので、フライ級がベストコンディションなのかなと思っていた。2試合を終えて減量でのキツい時間が長かったりして、ベストじゃないと判断しました」と明かした。
「元々RIZINでもバンタム級だったので、自分がベストで戦える階級だとわかっている。減量で力が落ちる心配もなく楽な気持ちで臨める」とバンタム級転向をポジティブに捉えていた。
2連敗を喫してからは、サブミッション強化に努めて、MMAの完成度も上がったという。「今回から金原さんがチームに入ってくれて、今まで自分の中で不透明だった部分がクリアになって自信を持てるようになった」と説明した。
そしてUFC挑戦後の心境について「UFCデビュー戦からタイトルマッチというチャンスをもらって、UFCそして世界中から期待を込められていると思った。でも2連敗という結果を出せてない状況で、自分も悔しいし、期待に応えられなくて申し訳ない気持ちだった」と吐露した。
負ければ契約解除の可能性も出てくる勝負のUFC3戦目。「どの試合も大事なんですけど、UFCで2連敗しているので、格闘技キャリアでもここで勝てるかどうかが一番大事と言っても過言ではない。階級を変えて自分が出せるベストパフォーマンスで、“やっぱり強いんだな”という姿を見せたい」と自信の言葉通り、UFC初勝利を飾った。
