【辺野古転覆事故】抗議船に乗船 共産党・小池晃書記局長の“ライフジャケット不適切着用写真” 《「平和丸」2代目船長も共産党市議だった》
「修学旅行の高校生を船に乗せたこと自体が重大な誤りでありヘリ基地反対協議会(以下、反対協)の構成団体である日本共産党として、私からも、心から、お詫び申し上げます」
【画像】共産党・小池晃書記局長の“ライフジャケット不適切着用写真”
研修旅行中だった同志社国際高校(京都府)の女子生徒ら2人が死亡した事故を受け、5月17日、沖縄県那覇市内で行われた演説会で謝罪した共産党の田村智子委員長。反対協が、遺族に未だ直接の謝罪が出来ていないことに触れたうえで「二重にお詫びしなければならない」と、反対協側の事故後の不手際にも言及した。だが、反対協のメンバーからは不満の声も噴出している。
「共産党は“反対協の責任”を強調していますが、反対協の活動を先導していたのは共産党なのです。責任を反対協に押し付けているようにしか見えません」

転覆した抗議船「平和丸」©︎文藝春秋
「だから説明してるじゃないですか!」
「だから説明してるじゃないですか! 聞かれたことについては記者会見で」
5月25日に行われた記者会見で、記者からの質問に、声を荒らげ興奮気味に応じた共産党の小池晃書記局長。「週刊文春」は4月2日号などで、亡くなった女子高生が乗船していた「平和丸」の船長・諸喜田武氏がかつて、共産党公認候補として沖縄県・今帰仁村の村議選に出馬(落選)したことや、共産党と近い団体「名護民主商工会」で副会長を務めていたことなどを報じてきた。この日の会見では、諸喜田氏が国交省の聞き取り要請を「拒否しているのではないか」という記者からの質問が相次いだが、小池氏は否定したうえで、党としての責任を果たすため「誠実にお答えしてきたつもり」と述べるにとどめた。
あくまでも事故は反対協が起こしたもの、とする姿勢を崩さない共産党。だが、共産党が反対協と密接な関わりを持ってきたことは明白だ。犠牲になった女子高生が乗り込み、諸喜田氏が船長を務めた抗議船「平和丸」について、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」(2014年8月27日付)は次のように説明している。
〈初代船長は反対協の故・大西輝雄氏。2代目は日本共産党の具志堅徹氏(当時名護市議)、3代目は仲本興真さんで〉
いずれも、赤旗紙面に幾度も登場する共産党関係者だ。2代目船長の具志堅氏は共産党の市議であり、一時期はカンパを募る「平和丸基金」の振込先名義人にもなっていた。また、仲本氏は事故直前まで反対協の顧問を務め、諸喜田氏も属した名護民主商工会の会長も歴任。事故後、「週刊文春」が直撃した際には「人権侵害ですよ」などと応じていた。
さらに、「しんぶん赤旗」(2023年9月29日付)に掲載された一枚の写真が物議を醸している。
小池晃氏の“ライフジャケット不適切着用写真”
小池氏のほか地元選出の赤嶺政賢衆院議員(肩書は当時、以下同)、宮本徹衆院議員、本村伸子衆院議員、山添拓参院議員ら共産党の国会議員が、諸喜田氏と見られる男性らとともに船に乗り込み、辺野古沖を視察したことを報じた記事だ。地元ジャーナリストが指摘する。
「写真に写る小池氏のライフジャケットが、正しく着用されているように見えないのです」
赤旗に掲載された写真では、小池氏以外のほとんどの乗船者は、ジッパーやベルトを締め、ライフジャケットを正しく着用しているように見える。一方、小池氏のものは、前方が大きく開いており、万一事故が起きた時、簡単に脱げ落ちてしまいかねない状態だ。
実は、この件については、捜査当局も重大な関心を寄せているという。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、捜査当局が小池氏のライフジャケット問題に重大な関心を寄せる背景や、共産党や反対協共同代表からの回答などについても取り上げている。
また、「週刊文春 電子版」および5月28日(木)発売の「週刊文春」では、反対協の共同代表らの経歴や近況、「極左暴力集団」と呼ばれる団体と反対協顧問の関係、亡くなった武石知華さんが乗っていた「平和丸」の船長が捜査機関への対面調査を拒否する経緯、「教育の中立性が問われるような内容」が指摘される同志社国際高校の別の研修コースなどについても詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)
