阪神・立石正広 新庄監督、清原氏…甲子園レジェンド2人の前で開くスターの扉 「良い活躍見せられたら」
プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」が26日に開幕する。阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)は日本ハムとの開幕戦(甲子園)に「1番・三塁」で先発予定。昨年10月のドラフト会議では広島、日本ハム、阪神の最多3球団が1位で入札した。金の卵を評価した新庄剛志監督(54)、28日の同戦をテレビ解説する清原和博氏(58)のレジェンドの前で、スターの扉を開く。
立石が新たなステージに立つ。舞台は初の交流戦。開幕戦の相手は阪神と同様に自らの力を認めてくれたチームだ。縁あって猛虎の一員となった今、黄金ルーキーは感謝の思いを込めて全力で敵に立ち向かう。
「(ドラフト会議で)指名してくださったことは凄くうれしい。そういう面で、良い活躍が見せられたら」
日本ハムとはドラマがあった。昨年10月のドラフト会議では広島、日本ハム、阪神の最多3球団が1位で入札。競合の末に交渉権を獲得したのが藤川監督だった。その瞬間、新庄監督は唇をかみ、肩を落とした。その敵将に実力を見せつけるチャンスが訪れた。
「良い選手だなと思ってもらえるような活躍ができたらいいですね」
度重なる負傷で開幕は出遅れたものの、19日の中日戦で待望のデビューを果たした。24日の巨人戦ではプロ1号も記録。ここまで出場は5試合ながら22打数9安打で打率・409、1本塁打、5打点を誇る。2リーグ制以降の球団新人最長となる5試合連続安打をマークしており、さらなる記録更新に期待が膨らむ。また、デビュー以降、チームも5連勝中と勢いに乗る。
「1番・三塁」での出場が見込まれるルーキーの前に立ちはだかるのが先発の伊藤だ。昨季は沢村賞を獲得し、侍ジャパンの一員として3月の第6回WBCにも出場。「(相手に関係なく)自分のスイングをやっていくだけ」。球界屈指のエース右腕との対戦は現在地を知る絶好の機会といえる。
この日は甲子園球場での指名練習に参加した。本拠地のホットコーナーを守るのは初。「毎日、土の状態も変わると思う。また試合前までに、よく確認しておきたい」。その三塁のポジションで入念にノックを受けるなど準備を進めた。
新庄監督だけでなく、28日には清原和博氏が来場予定だ。現役時代は何度も甲子園を沸かせた2人のレジェンド。熱い視線が注がれる前で注目の大器がスターへの扉を開く。 (松本 航亮)
○…28日の阪神―日本ハム戦(甲子園)は「カンテレ」(午後6時9分〜同9時)で放送され、西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏と本紙評論家の片岡篤史氏(56)が解説を務める。清原氏は約2年ぶりに聖地で解説。1軍昇格後から好調を維持し続ける立石を大打者はどう評価するのか。その発言に注目が集まる。

