千葉県、初の人口減少…東京都に近接した地域では増加続く
千葉県は20日、2025年に行われた国勢調査(10月1日現在)の速報値を発表した。
県人口は前回20年調査(確定値)から2万5968人減の625万8512人となり、1920年(大正9年)の第1回調査以降で初めて減少した。県北西部で人口が増えている一方、県北東部や南部では減少が進んだ。
市町村別の増減を見ると、前回調査よりも人口が増えたのは柏市や印西市など県北西部の12市だった。最も増加人数が多いのは千葉市で2万19人。流山市(1万5281人)、柏市(8905人)が続いた。増加率が最も高いのは流山市で7・65%だった。
一方、県南部や外房地域を中心に25市17町村で人口が減少した。最も減少人数が大きいのは市原市で9913人減。最も減少率が高いのは芝山町で13・17%だった。
人口減少率が10%を超える自治体の多くが県北東部や南部にあり、東京都に近接した地域では人口増加が続く一方、離れた地域では人口減少が進むという構図が浮き彫りとなった。
世帯数は287万5923世帯で、前回調査から10万2083世帯増加して最多を更新した。1世帯あたりの人数は2・18人と前回調査より0・09人減って過去最少となっており、単身世帯の増加によって世帯数が増えたとみられる。
県政策企画課の担当者は「人口減少は国全体が直面している課題。減少幅を緩やかにすることと、人口減の状況の中でも持続可能な地域社会をつくることが重要」と指摘。県として「子育て支援や地域の特色を生かした産業振興などを通じ、人の奪い合いではなく、自然増につながる政策に取り組んでいきたい」と話した。
