ポジショニングが超重要!『ホンジャマカ』石塚英彦の「バイキングのお作法」

写真拡大 (全3枚)

石塚流のバイキングの楽しみ方をご紹介します

みなさん、ごきげんよう。エアコンのリモコンを何回も押して、テレビがつかないとイライラしていた石塚英彦です。

さて今回は、バイキングについて書かせていただきます。バイキングといっても、北欧の海賊のことではありません。食べ放題のほうのバイキングです。私は「放題」という二文字が、漢字のなかで一番好きです。

「横浜ベイホテル東急」のディナーブッフェ、「ローズホテル横浜」の近くにある重慶茶樓のオーダーバイキング、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」のグランカフェ、「二子玉川エクセルホテル東急」の朝食ブッフェ、「三日月シーパークホテル勝浦」の朝食バイキングなど、誰かが止めてくれるまでホテル名が出てきます。

勝浦以外は、どこも都心から車で40分前後。バイキングが食べたいけど、人間、食べた後は眠りたい。だからホテルに泊まるのです。

もちろん、バイキングがあるホテルはほかにもたくさんあります。しかし、私が愛するバイキングには条件があります。

1つ目は、料理の品数が充実していること。和洋中など、我々に選択肢を与えてくれることが重要です。パスタも食べたいけど小籠包も食べたい。金目鯛の煮付けも食べたいけどエビグラタンも食べたい。その夢を叶えてくれるのがバイキングなのです。

2つ目は、マメに料理の補充が入ることです。みなさんも経験ありませんか。「エビグラタン」と書かれたプレートのどこにもエビがおらず、グシャグシャになったベシャメルソースだけが入っている。「ティラミス」と書かれたプレートに、ただの茶色い何かが入っている。とても残念です。

3つ目は通路です。手前のオムレツに人が集まりすぎて、奥のスクランブルエッグとベーコンを取りに進めないことはありませんか。みんなターゲットを探すのに夢中なので、すれ違うときにあわや接触事故を起こしそうになります。バイキングには広めの空間が必要です。

「料理を取りに行くのは漁に出るのと一緒」

次にポジショニング。私の場合、スタッフの方が気を遣って「(人目につかない)奥のほうの席をご案内します」とおっしゃってくださるのですが、私はこう言います。「ドリンクバーの近くで」と。私は水分を多く摂るので、ドリンクバーの近くが嬉しいのです。ドリンクバーに椅子を持って行って、そこで食べたいくらいです。

ドリンクバーから遠い席に案内された場合、私は常に飲みたいドリンクを2つ持って席に戻ります。会場が空いているときなどは、飲みものを注いだその場で1杯飲み干し、もう1杯注いで席へ戻ることもあります。

ポジショニングで言えば、綺麗な景色よりもエアコンの真下を望みます。窓際は陽が当たって汗が止まらなくなり、右手に箸、左手にハンカチと忙しくなります。景色の良さより空調の良さ。エアコンの吹き出し口の下がベストです。

最後は、料理の取り方。品のいい方は、少しずつ、何回かに分けて取りに行きますよね。1Rは和食、2Rは洋食、3Rはデザートといった感じです。

しかし、石塚家は違います。料理を取りに行くのは漁に出るのと一緒。なるべく回数を減らしたいのです。

私の家内は、チャーハンの横にバターロールとクロワッサン、酢豚の横に焼売と春巻、わずかな隙間にナポリタン。1つの皿に載せられるだけ載せて席へ帰ってきます。これぞまさに海賊(バイキング)です。

『FRIDAY』2026年5月15・22日合併号より

文・イラスト:石塚英彦

’62年、神奈川県生まれ。恵俊彰とのコンビ「ホンジャマカ」で活動、「元祖!でぶや」(テレ東系)などのバラエティに加え俳優や声優としても活躍。現在、「よじごじDays」(テレ東系)の金曜MCとして出演のほか、YouTubeやInstagramにも注力している