「健康が一番」元看護師が描く、心が震える命のエピソード


【漫画】本編を読む→妊婦が脳出血で緊急搬送…その結末

幼少期から絵を描くことをこよなく愛し、現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア「ナース専科」で連載をもつ漫画家・アヤ(@aokitajimaru)さん。現場の看護師から寄せられた実話を基に、命の尊さを描く彼女の作品が反響を呼んでいる。今回は過去に好評だった2作品とともに、アヤさんの知られざるダイエット経験についても話を聞いた。

■「数日以内に亡くなる」緊急搬送された新婚の妻。家族3人の対面と引き換えに訪れた、あまりに早すぎる別れ

「突然の死期に耐え母体が与えた希望」01


「突然の死期に耐え母体が与えた希望」02


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ある日、病院へ1人の産婦が緊急搬送されてくる。新婚のA子さんは突如ひどい頭痛に襲われ、夫が救急車を呼んだのだ。診断の結果、脳出血がひどく、数日以内に亡くなる可能性があるという残酷な宣告が下される。

赤ちゃんは急遽帝王切開で取り出されたが、A子さんは血圧を維持しながらの、まさにギリギリの状態だった。必死の処置により、家族3人の対面は果たせたものの、その直後にA子さんは息を引き取る。アヤさんは、絶望の淵で愛する妻を失い、人生の決断を迫られた夫の姿と、命が繋がれる瞬間の重みを克明に描き出している。

■体重30キロ未満の衝撃。中学時代の「いじめ」が影を落とす、20代女性の孤独なICU生活

看護師8年目の夏、ICUに20代の女性・横山さんが入室してくる。彼女は体重30キロ未満という深刻な摂食障害(拒食症)を患っていた。身体的な治療はもちろん、最も困難を極めたのは彼女の心のケアだ。

横山さんの心の傷は、中学時代に太った外観を理由にいじめられたことに起因していた。看護師は「増える」「治療」といった言葉が彼女を追い詰めることを案じ、「コントロールしますね」と寄り添う声掛けを意識したという。アヤさんは、病の背後にある過去のトラウマと、ナースたちの繊細な配慮を丁寧に掬い上げている。

■「1カ月で10キロ激痩せした過去」。作者・アヤが語る、健康的な体を目指すことの真意

命の現場を描き続けるアヤさんに、自身のダイエット経験を尋ねると意外な回答が返ってきた。「実は、痩せようと思って痩せられたことは一度もありません。ですが、仕事のストレスで食事が取れなくなり、1カ月で10キロ以上痩せてしまったことがあります」。

その経験から、アヤさんは「健康が一番」だと痛感したという。現在もダイエット願望はあるとしつつも、「大前提で『健康的な体』を目指すようにしている」と語る。「ナース専科」で連載中のエピソードは、すべて看護師から募集した実話だ。一つ一つの物語に、明日を生きるためのヒントが隠されている。

取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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