Photo: James Pero / Gizmodo US

Boseから新しくLifestyleコレクションが発表されました。

有線スピーカー、高級サウンドバー、サブウーファーのコンボのラインナップの3モデルで、価格は、スピーカー「Bose Lifestyle Ultra Speaker」(5万5000円)、サウンドバー「Bose Lifestyle Ultra Soundbar」(15万4000円)、ワイヤレスサブウーファー「Bose Lifestyle Ultra Subwoofer」(11万円)。現在予約注文中で5月15日から発売です。

この新コレクションでSonosに反撃できるでしょうか?

Lifestyle Ultra Speaker

まずは「Lifestyle Ultra Speaker」、最近の「Sonos Era 100 SL」と似た感じのBluetoothおよびWi-Fi対応のスピーカーです。Sonos Era 100 SLと同様、こちらも内蔵バッテリーは非搭載で、コンセントが必要な有線仕様なため、公園に持っていきたいなら他を当たったほうがいいでしょう。ただし持ち運びができないぶん、迫力あるサウンドが期待できます。

このLifestyle Ultra Speakerは、1960年代後半に登場したBoseの「Direct/Reflecting」のテクノロジーと設計思想を現代風に再解釈し、3つのドライバーを搭載。興味深いのが、ドライバーのうち1つが「上向き(アップファイアリング)」、つまり天井に向けて配置されており、残りの2つが前方(フロント)を向いているという点です。

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この上向きのドライバーによって天井や壁に音が飛んで部屋中に広がることで、一般的なBluetoothスピーカーよりも優れた「空間の広がり」が演出できるように設計されています。さらにその空間の広がりをさらにパワーアップさせているのが、Bose独自の「TrueSpatial」プロセッシングテクノロジーです。この技術により、Dolby Atmos対応ではない普通の音源でも、複数のチャンネルを持つDolby Atmosみたいな臨場感あるサウンドを醸し出します。

また、Sonos Era 100シリーズのように、2台以上のLifestyle Ultra Speakerをペアリングしてステレオ再生を楽しんだり、家やアパートの異なる場所で同時に音楽を流したりすることも可能です。

実際にLifestyle Ultra Speakerを試聴する機会がありましたが、かなり印象に残りました。かなりコンパクトなサイズ感なのに、音で部屋中を満たしてくれましたし、ベース音も予想以上に力強い感じでした。

さらに、Bose独自の「CleanBass」テクノロジーも搭載されていて、これは、スピーカーのウーファーと独自の「QuietPort」という開口部、そしてプロセッシングテクノロジーも組み合わせることで、音を歪ませたり、加工し過ぎな不自然な感じを抑えつつ低音域を増幅させてくれるものとのこと。なんかいろんな名称の独自テクノロジー盛りだくさんですが、少し試聴した限りではそのクオリティは本物でした。

Sonos Era 100 SLと比較すると、BoseのLifestyle Ultra Speakerのほうが明らかにパワーがあります。「ドン」とくる重低音の響きは、2台でペアリングしてステレオサウンドにするとより一層際立ちます。実際に2台のLifestyle Ultra Speakerをペアリングで試聴してみましたが、2台セットで11万円という価格設定でも、思わず2台揃えたくなってしまうほどでした。

Photo: James Pero / Gizmodo US

ステレオペアの話で言えば、Boseは間違いなく「Sonos化」を意識しています。Lifestyle Ultra SpeakerはWi-Fi対応、さらにアプリがリデザインされ、家中のLifestyleスピーカーを一括で管理できるようになりました。(Boseの新アプリはあまり触れていないため、Sonosとの比較は今のところできないのですが)

音声アシスタント搭載を求める方にも朗報、「Amazon Alexa+」も搭載しています。でも正直なところ、これについてはまだ懐疑的です。もしAlexa+が、チャットボットを組み込んだGoogle Homeの音声アシスタントのようなものでしたら、逆にイライラしないか心配です。というのも、実際にアシスタントが反応するまで待ち時間が長くなりがちで、回答も冗長になる傾向があるからです。なお、BoseのスピーカーではAlexa以外の音声アシスタントは使えません。これについては直接確認済みです。

Lifestyle Ultra Speakerは、日本の公式サイトでもすでに予約注文が始まっていて、5月15日に発売されます。カラーバリエーションはブラックとホワイトスモークがあり、Boseストア限定色の「ドリフトウッドサンド」も展開されます。

Lifestyle Ultra SoundbarとLifestyle Ultra Subwoofer

Lifestyle Ultra Speakerは万人にお勧めの選択肢ですが、ホームシアター環境でBoseの最新技術を堪能したいという方のために、今回新たに「Lifestyle Ultra Soundbar」と「Lifestyle Ultra Subwoofer」も発売されます。

サウンドバーの方も3Dな音質に気合を入れているようで、Boseによれば「ここ10年の中で、初のサウンドバーの大きな再設計」を行なったとのこと。内部には6基のフルレンジドライバーを搭載し、そのうち2基は天井反射を利用するイネーブルドスピーカー、4基は前方に配置されています。さらに中央のツイーターに加え、独自の「PhaseGuide」ドライバーが2基搭載されていて、この2基のドライバーによって音を部屋の左右へ放射し、サウンドバー1本だけでサラウンド環境を構築することが可能になっています。

また、Lifestyle Ultra Speakerと同じく「TrueSpatial」オーディオプロセッシングテクノロジーも搭載されているため、Dolby Atmosに対応していない音源でも臨場感あるサウンドを味わえます。

Photo: James Pero / Gizmodo US

実際に、Lifestyle Ultra Soundbarを体験してみましたが…まあ悪くないといったところでした。デモ試聴の際、右側に寄った位置にいたのもあってベストポジションではなかったのと、短時間試聴しただけではありますが、正直そこまで圧倒されるような感じではありませんでした。

確かに、リアスピーカーのない単体のサウンドバーに比べれば、空間の広がりは格段に違っていましたが、これが本物のマルチスピーカー構成に取って代わる存在になるかと言われると、今のところは何とも言えない感じでしたね。

Ultra Lifestyle Soundbarには他にも目玉機能がありますが、その中でもおもしろいのが、AIを活用して会話を認識・強調するSpeechClarityテクノロジーです。これも少しだけ試すことができましたが、確かに動作しているものの、度肝を抜かれるほどではありませんでした。

さらに、それぞれの部屋に合わせてEQ(イコライザー)を最適化するCustomTuneテクノロジー(Adaptiqから改称)も搭載しています。これまでのモデルでは、部屋の音響測定のために専用のヘッドセットを装着する必要がありましたが、今回のCustomTuneテクノロジーはSonosに近い手法ですが、スマートフォンのマイクを使って部屋の音響を判定できるようになっています。

Photo: James Pero / Gizmodo US

Lifestyle Ultra Soundbarのシステムを拡張するために、新しくLifestyle Ultra Subwooferも登場。こちらのサブウーファー側には大きな目玉となる追加機能はありませんが、実際にサブウーファーの有無で音を聴き比べてみたところ、確かに出力の力強さが違いました。それでも物足りなくてパワーアップさせたければ、さらにLifestyle Ultra Speakersのペアセットを組合せて、リア2チャンネルを追加することも可能です。

カラーバリエーションは、ブラックと「ホワイト・スモーク」の2色展開となっていて、こちらも現在予約注文受付中、5月15日から発売となります。

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