【クイズ】鶏レバーvsたらこ、コレステロールが高いのは?専門家が教える食べ方のコツも
コレステロールが高いのは、鶏レバーとたらこ、どっち? 正解は……鶏レバーです。ただし、どちらもコレステロールが多め。とりすぎには注意が必要です。
とはいえ、「食べてはいけない」というわけではありません。コレステロールが気になるなら食品のイメージだけでなく、量や頻度、食べ方も大切なポイント。
今回は、上手なつきあい方と食べ方のコツを、管理栄養士・牧野直子先生の解説とともにわかりやすくご紹介します。
コレステロールを多く含む食品は?

コレステロールを多く含む食品の例
● バター(大さじ1)25mg
● 卵 (1 個)210mg
● ラード(大さじ1)12mg
● たらこ(1/2はら50g)175mg
● 鶏レバー(50g)185mg
● うなぎ(かば焼き・65g)150mg
● 鶏もも肉(皮つき・100g)89mg
● 豚レバー(50g)125mg
● いくら(大さじ1)86mg
● マヨネーズ(大さじ1)17mg
● 生クリーム(1パック・200ml)240mg
コレステロールを含む食品はほどほどに
コレステロールを多く含む動物性食品に注意
卵やレバーなどに多いといわれるコレステロール。「食品に含まれるコレステロールと血中コレステロールの相関関係は弱いといわれています。結局は量と頻度の問題なので、過度にとらなければ大丈夫です」と牧野先生。
体内のコレステロールの約7〜8割は肝臓で合成されており、コレステロールの高い食品を食べただけで血液中のコレステロールが増えるわけではありません。また、食品から摂取したコレステロールが血中のコレステロール値に与える影響には、個人差があります。
しかし、いくらでも食べてよいというわけではなく、過剰に摂取するとコレステロール値も増加傾向に。特にコレステロールを多く含む動物性食品には飽和脂肪酸も多く含まれているため、飽和脂肪酸のとりすぎが原因でコレステロール値を上げてしまいます。
「脂質異常症」重症化予防の観点からは 1日200mg未満
どれくらいなら問題ないか、目安を知りたい人もいるでしょう。「厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』では、上限を設けることは難しいが、脂質異常症の重症化予防の観点からは、食品でとる1日のコレステロールを200mg未満にすることが望ましいとしています」(牧野先生)
上にコレステロールが多い食品の例を挙げました。これらを参考に、コレステロールの多い食品はほどほどにとるようにしましょう。ただし、いか、たこ、えびなどは、コレステロールを下げるEPA(エイコサペンタエン酸)やタウリンも豊富に含むため、それほど神経質になることはありません。
「ベジファースト」と「ゆっくり食べ」で太らない!
コレステロール・中性脂肪値を上げないためには、太らないことが大切ですが、食べ方に気をつけるだけでも太りにくくなるので、そのコツを2つ紹介しましょう。
1つ目は、食べる順番。まず、食物繊維が豊富な野菜やきのこのおかずから箸をつけます(いわゆるベジファースト)。次に肉や魚などの主菜、最後にご飯や麺などの主食を食べましょう。最初に低カロリーで糖質が少ない野菜やきのこでお腹を満たしておくことで、血糖値の上昇がゆるやかになり、太りにくくなります。
2つ目は、よくかんでゆっくり食べること。人より早く食べ終わる人は、よくかんでいない可能性があります。早食いは脳に満腹感が伝わらず、結果的に量を食べすぎてしまいます。食卓でおしゃべりを楽しみながら、料理をゆっくり味わって食べましょう。
我慢しすぎず、でもとりすぎない。そのバランスが、日々の体づくりにつながります。できることから、少しずつ取り入れてみてください。

女子栄養大学在学中より、栄養指導や教育活動に携わる。保健センターや小児科での栄養相談、食生活についてのアドバイスに定評があり、健康的で美しくなるための、おいしくて作りやすい料理が支持を集めている。自身の子育て経験から生まれた、簡単で栄養抜群なメニュー提案も得意。雑誌、新聞、テレビ、料理教室や健康セミナーなどで幅広く活躍中。「スタジオ食(くう)」主宰。
詳細はこちら『オレンジページ』おとなの健康レシピ〈コレステロールを下げる献立〉

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(『オレンジページ』おとなの健康レシピ〈コレステロールを下げる献立〉より)
