さとうさおり都議会議員の公式Xより

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東京都議会議員のさとうさおり氏の5泊6日の出張に同行した秘書が子どもを連れてきたことに関する是非がX上で議論となっている。

問題となっているのは、さとう氏が4月に5泊6日の日程で小笠原諸島で行った公務視察。さとう氏はこの視察の一部を自身のYouTubeチャンネルにも公開している。

しかし、YouTube動画によると、この視察にはさとう氏の秘書の子どもも同行。さとう氏は動画の中で、自身のひとり会派「やちよの会」について、「都議会で一番最先端な女性活躍推進をしてります。やちよの会の会派室、子どもだらけです。そして、今日みたいな視察の日ももちろん子どもOKですので」と説明した。

また、小笠原諸島までの船の代金については、子どもは無料だと明かしていた。

一方、ネット上からは子ども連れで視察に行くことについて「旅行のような内容」「公金旅行ですか」「めっちゃ公私混同」という批判が集まる事態に。また、公金で行った視察の様子をYouTubeで公開し、収益を得ることへの疑問も寄せられた。

秘書は共働きで子どもの船代、宿代は無料

その後、さとう氏は5月6日にXで、YouTubeで視察の様子を公開したことについて、「議員活動を可視化し、都民に公開するためです」と説明。また、子どもが同行したことについても「それだけで公務性が失われるわけではありません」と反論した。

さとう氏は、「柔軟な働き方は、働く女性の活躍を推進します」とし、「むしろ問題にすべきなのは、視察していないのに報告書だけ提出する議員 発信も説明もせず税金の使途が見えない政治 都民が活動内容を検証できない状態ではないでしょうか」と問題提起した。

さらに、さとう氏は「批判は私が受け付けます」と前置きした上で、子どもの母親である秘書から届いたという文章を公開。それによると、秘書は共働き、かつ夫が多忙であり、当初、子どもは祖母の助けを借りる予定だったものの、母親不在のお泊りに不安があったとのこと。

一方、船の乗船や宿代が無料になること、子どもが行けない視察場所を訪れる際には島の知り合いが預かってくれることになったため、同行を決めたことを明かしていた。

今回の場合、幼児の船代、宿泊が無料で、現地住民の協力で追加負担がゼロなら、直接的な税金浪費はないものの、国家・地方公務員の倫理規程や視察ガイドラインでは、家族や民間人の同行は原則慎重となっている。

子連れ自体が「悪」ではないものの、子どもが同行したことにより視察に影響を及ぼしたかどうか判断するのは都民。視察報告書の詳細提出を望む声も多く集まっている。