地震で長期断水の石川・珠洲市 住宅単位で水浄化・再利用「分散型インフラ」 10世帯で実証実験
能登半島地震で多くの水道管が破損し長期間断水した石川県珠洲市で、住宅単位で水を浄化・再利用する「分散型インフラ」の実証実験が始まっています。
分散型インフラは、自治体が浄水場や処理場・配管網などを一体管理する従来の集約型と比べて、災害リスクに強いとされます。
実証実験は、東京のスタートアップ企業「WOTA」などが進めていて、珠洲市内の10世帯に装置が取り付けられています。
一部の地区では、今も送水管が復旧しておらず、実験に参加した住民は安堵の表情を浮かべていました。
実験に参加した住民は:
「水が出だしたら『あっ、掃除しよう』という、なんか気持ちがアップする要因になりました」
装置を使うと、雨水から飲料水を作ったり、風呂や洗濯などの生活排水を微生物処理で再生することができ、飲料水・生活用水ともに国の水質基準をクリアしているということです。
この分散型は、災害対策とともに、真水が不足する半島地域や設備の老朽化が進む過疎地の、代替インフラとしても注目されています。
