高知商“球児2世”北添颯志が8K完投勝利 最速148キロ右腕に6球団11人スカウト熱視線
◇高校野球春季四国大会1回戦 高知商5―3阿南光(2026年4月25日 むつみスタジアム)
四国大会が開幕し、高知商は阿南光(徳島)を5―3で下して初戦を突破した。プロ注目の最速148キロ右腕・北添颯志投手(3年)が3失点(自責1)完投勝利で貢献した。
阪神・藤川監督の母校に現れた大型右腕が、高卒でのプロ入りへ存在感を示した。高知商の北添が今春選抜出場校から8三振を奪う完投勝利。直球は自己最速から5キロ遅い143キロと「火の玉」は体現できずとも、得意のスプリットは藤川先輩を彷彿(ほうふつ)させるほどに鋭く落ちた。「落ち球でカウントを整えられたことが良かったです」。NPB6球団11人のスカウトの前で地区大会初勝利を挙げた。
藤川監督や鹿取義隆(元巨人、西武)、中西清起(元阪神)ら好投手を輩出し、甲子園通算37度の出場を数える伝統校に新星が現れた。聖地出場は18年夏を最後に遠ざかる中、「明徳義塾や高知中央を倒す」と進学を決意。1メートル82、79キロの恵まれた体格を誇る一方、鋭い変化球など手先の器用さも武器としプロ注目投手に成長した。
同校から直接ドラフト指名を受ければ、1998年阪神ドラフト1位の藤川球児以来28年ぶり。「プロ志望届を出すつもりです」と胸の内を明かした。ソフトバンクの大本将吾スカウトは「スケール感のある投手。上積みが楽しみ」と期待した。 (河合 洋介)
◇北添 颯志(きたぞえ・そうし)2008年(平20)7月18日生まれ、高知県佐川町出身の17歳。小2から佐川ガッツで野球を始め、小5から投手転向。佐川中では軟式野球部に所属。高知商では1年夏に背番号11でベンチ入りし、2年秋から背番号1。1メートル82、79キロ。右投げ右打ち。

