「FA市場で彼を無視した多くの球団を愚か者に見せている」村上宗隆が他球団震撼のシーズン63発ペース、ルーキーイヤーで堂々の本塁打王争いに名乗り「打球を捉えるだけのパワーがあるかと懸念していた球団は…」米報道

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村上が下馬評を覆す圧巻の打撃を見せている(C)Getty Images

 ホワイトソックス・村上宗隆の勢いが止まらない。

 現地時間4月21日に敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「2番・一塁」で先発出場。4試合連続となる9号ソロを放った。この時点でアーロン・ジャッジと並び、ア・リーグ2位の本塁打数を記録した。

【動画】打った瞬間!村上はメジャー最長となる4試合連続の9号を放った

 4−0で迎えた2回二死の第2打席。右腕ケリーの内角チェンジアップを完璧に捉えると豪快に右翼席へ放り込んだ。

 打球速度113マイル(約182キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)の圧巻の一発に球場を訪れたファンから大歓声が沸き起こった。

 右手こぶしを上げ、ダイヤモンドを1周。侍ジャパンでおなじみとなったお茶たてポーズを見せる余裕もあった。

 開幕から3戦連発とスタートダッシュをかけた後、少し勢いが落ちる時期はあったものの、再び快音を響かせている。

 開幕から23試合を消化した段階での9号はシーズン63発ペース。これでアーロン・ジャッジと並んでア・リーグ2位の本塁打数とハイスピードで量産している。

 この村上の快進撃には米メディアも注目している。

 『USA TODAY』では、メジャー記者の重鎮として知られるボブ・ナイチンゲール氏が「ホワイトソックスのスラッガー、ムネタカ・ムラカミが歴史的なホームランショーを披露」というタイトルで記事を執筆。

 その中では村上の獲得に動かなかった他球団の心情もレポートしている。

 村上はシーズン序盤ながら、メジャーの世界にフィットしつつあるとしながら「フリーエージェント市場で彼を無視した多くの球団を、常に愚か者に見せている」と獲得に動かなかった球団たちの見る目のなさを皮肉ると、4試合連続本塁打についても「ドジャースの4度のMVP受賞者であるショウヘイ・オオタニと、カブスのオールスター外野手であるセイヤ・スズキのみである」と、すでに実績を作っている日本人スラッガーと並んだと説明した。

 「26歳のムラカミは、かつて日本プロ野球界を席巻したスラッガーの面影を色濃く残している」と22歳にして王貞治氏の持つシーズン最多本塁打記録を破る56本塁打を放ったことなども回顧。その上で、「三振と空振り率が急上昇し、打球を捉えるだけのパワーがあるのかと懸念していた球団はホワイトソックスが2年(総額)3400万ドルという控えめな契約でムラカミを事実上『盗んだ』ことを後悔している」と獲得に手をあげなかった球団に悔しい思いをさせていると伝えている。

 記事ではウィル・ベナブル監督の評価の声も伝えながら「彼はホワイトソックスが期待していた以上の活躍を見せている」と結んでいる。

 今季は「ムラカミ」の名前が米球界にも轟いていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]