JRT四国放送

写真拡大 (全33枚)

4月17日で、徳島市の遠藤市長は2期目の就任から丸2年を迎えます。

任期の折り返しを迎えた遠藤市政を、今週シリーズで検証します。

第1回の13日は、「新ホールとまちづくり」です。

徳島市のまちづくりの象徴として、県市協調で進めている「新ホール整備計画」。

2期目の市長就任から、約5か月後の2024年9月。

遠藤市長は後藤田知事とのトップ会談に臨み、新ホールの建設地を旧文化センター跡地から、藍場浜公園西エリアに変更する県市基本協定に合意しました。

(徳島県・後藤田正純 知事)
「私どもが提案しております藍場浜西エリアの場所につきましても、お互いに合意をさせていただいて」

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「基金の具体的なものが出てきていないので、完全合意ということではない。大変ありがたい提案だと思っています」

2025年4月には正式に県市基本協定を締結し、新ホール整備は「藍場浜案」へ一気に舵が切られることに。

協定が締結された当時、遠藤市長は…。

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「市民県民のために早い方がいいというのは、みなさんお考えだと思う。一刻も早く進めていただきたいという思いで、県と協定を結んだ」

しかし、協定の合意・締結をめぐっては、議会への事前の報告や相談がなかったことから、議会運営や委員会審議においてたびたび混乱が生じました。

(朋友会・加村祐志 議員)
「唐突であり、憤りを感じる」

(新未来とくしま・増田秀司 議員)
「大問題ですよ、勝手に合意してきて、議会軽視です」

(徳島市・松本泰典 第一副市長)
「合意というのは、徳島市として合意ではございません」

(公明党徳島市議団・土井昭一 議員)
「真意を確認できる場が必要でないか」


(徳島市・遠藤彰良 市長)
「市長という立場の私が個人で判断した。つまりこれは執行機関の判断です」

(自民党徳島市議団・岡孝治 議員)
「こんなことは行政がしてはならんことです。きちっとした手続きを踏んでくださいっていよるだけ」



また、協定締結後には、反市長派の5つの会派から新たな協定について「即刻破棄」を求める抗議文が提出され、議論が交わされました。

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「あそこにホール建てるというのに反対してるわけではないんですか?」

(市議ら)
「ないない」

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「それだったら、早く進む方がいいじゃないですか、市のためにも」

(市議ら)
「早く進む方がいいのはみんなわかっとう」

(徳島市・遠藤彰良 市長)
「これだったら、はよう議決してくださいよ」

(市議ら)
「早くせないかんけん、何でもいいわではあかんよって言ようだけ」

反発する一部の議員から、「基本協定の改定に市議会の議決が必要だ」とする条例案が提出され可決されますが、遠藤市長が再議を申し入れ、継続審査に。

1年以上がたった今も、決着の気配すらありません。

県が行った事業者の公募もことごとく不調に終わり、新ホール整備は先行きが不透明な状態が続いています。

新町西地区の再開発など、一部の事業で進捗は見られるものの、混沌さを増す徳島市のまちづくり。

かつて構想の核とされ、県とJR四国との3者で協議を進めてきた鉄道高架事業については、2026年2月に「事業中止も含めて検討していく」と突如発表しました。

市民が求めているのは、もはや言葉ではなく目に見える形での進展です。

任期の折り返しを迎え、その実行力が改めて問われています。