不朽の名作『ハムレット』はいかにして生まれたのか。映画『ハムネット』
お杉とB子のMOVIE TALK。今回のお題は、ジェシー・バックリーがアカデミー賞主演女優賞に輝いた大傑作『ハムネット』です。シェイクスピアによる名作『ハムレット』はいかにして生まれたのか、新たな視点で描いている。
お杉エヴァ・グリーン様が戦闘アクションですと? 女性部隊が戦う『ダーティ・エンジェルズ』(4月10日公開)が気になる。
B子キアヌ・リーブス主演の『アウトカム』(4月10日配信開始)は、ジョナ・ヒルが監督! 出演陣も豪華で、期待しかないです。
不朽の名作『 ハムレット』誕生秘話
お杉
いよいよ公開! ジェシー・バックリーがアカデミー賞主演女優賞に輝いた大傑作よ。あの名作『ハムレット』がいかにして生まれたかが、新たな視点で描かれるの。
B子
昔、『ハムレット』はハムとオムレツから作った造語だと大嘘を教えられたけど、実はシェイクスピアの息子の名前だったとはね。
お杉
1580年、イギリスの小さな村。革手袋屋の息子ウィリアム・シェイクスピアは、村の娘アグネスと恋に落ち、結婚。
B子
エンジェル婚よ。この時代だから、相当進んだ女性ね(笑)。
お杉
しかもアグネスは、作家としてのウィリアムの成功を後押しするために、彼を単身ロンドンに送り出すのよ。村人たちから森の魔女と呼ばれるアグネスは、ついていかない。森を深く愛してるから。
B子
病弱な次女もいるし、薬草の宝庫である森を離れられない。結婚に反対したウィリアムの母も育児を頑張るアグネスを受け入れていたよね。8歳年上で悪妻説が囁かれていたけど、愛情深い立派な妻よ。
お杉
でも、一家を襲った悲劇に打ちひしがれてしまう。その悲しみをアグネスはウィリアムにぶつけずにいられない。はたから見てるとお門違いに思えるけど、そうしないと耐えられない気持ちも伝わってくる。ジェシーが名優たるゆえんね。
B子
一家を襲った悲劇だから、シェイクスピアも失意のどん底よ。その悲しみを後世に残る作品へと変えた彼の、作家魂も大したものよ。ただし夫の意図を理解できなかったアグネスは大激怒。
お杉
そんなアグネスの怒りや悲しみがいかにして昇華されるか。クライマックスは、こちらも魂が震えるの。試写室でもあちこちから、すすり泣きが聞こえてきたよ。この感動を、ぜひ味わって。
information

監督・共同脚本/クロエ・ジャオ 出演/ジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィンほか 4月10日より全国公開。
イラスト・いいあい
anan 2491号(2026年4月8日発売)より

