JRT四国放送

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AIで、写真一枚から人物やペットなどのミニチュアフィギュアを作りだす新技術が誕生しました。

カメラに収めた最高の一瞬や思い出のあの頃を、フィギュアで再現する新技術を取材しました。

❝最高の瞬間をカタチに❞

この新技術を開発したのは、徳島市名東町にあるミニチュアイメージです。

代表の見野美智子さんは、小学1年生のころからフィギュア集めにのめり込んだ生粋のコレクター。

その数なんと数万個以上。

会社の一室は見野さん自身も把握しきれないほどの数のフィギュアとジオラマで埋め尽くされています。

中でも、特に思い入れのあるのが。

(ミニチュアイメージ・見野美智子 代表)
「こちらなんですけど、名東町にあるコンビニ」

慣れ親しんだ地元のコンビニをジオラマで再現!

天井をとってみると、店内も忠実に再現されています。

(ミニチュアイメージ・見野美智子 代表)
「中のものは最近流行っているガチャガチャのミニチュアだったり、私が昔からこういう店舗を手にして並べたいなと思いながら収集したものだったりとかを並べている」
「自分で作ったものもあります」
「私が昔からミニチュア好きってこともあって、こういう小物はほとんどの人がケースに入れっぱなしだったりとか、ガラスケースの中に綺麗に整頓して並べるっていう飾り方なんですけど」
「私ははミニチュアをそこで終わらせたくなくて、本来あるところに、実際の世界であるべき場所に並べてリアルにいかせてあげたい、あるべき場所、コンビニと思って作りました」

コンビニのほかにも、家族でよく行くお店や子どもが小さかったころに通ったお店など、思い出のお店を再現しています。

子育てのかたわら、ミニチュア集めをしていた見野さん。

次第に興味は「集める」ことから「作る」方へ。

(ミニチュアイメージ・見野美智子 代表)
「市販の物もいろいろ豊富に揃っているんですけど、それでも、これがミニチュアになったらいいのになってものがあって」
「例えば自分の思い出の物、それがミニチュアとしては販売されていなかったりとか」
「最初は手作りで作ってみたり、作家さんに依頼したりしていたんですけど」
「どうせだったら、自分で無いもの作ってみたらどうかなってことで始めました」

今の会社を3年前に立ち上げた見野さん。

より精巧なフィギュアを作りたいと、夫でエンジニアの健司さんに相談したところ、健司さんはあるシステムを開発しました。

そのシステムを使うのに必要なのが、このマシーン。

(夫・見野健司さん)
「これは、人物用のスキャナーになります」

こちらのマシーンは、96個のカメラが360度あらゆる方向から人物やペットを撮影する「3Dスキャンシステム」で、撮影したデータをもとに精巧なフィギュアをつくることができます。

しかし、従来のシステムでは当然ながら、実際にこのスタジオへ足を運ぶことが、フィギュア製作の条件でした。

(夫・見野健司さん)
「電話をもらって、徳島か、なかなか行けないねっていう形の声が問い合わせであって」

遠方の人でも気軽にフィギュアを作れないかと考えた健司さんは、近年急激な進化を遂げているAIに注目。

1枚の写真から見えない側面や背面まで、自動でAIが3Dモデルにしてくれる画期的なシステムを開発しました。

(夫・見野健司さん)
「お客様が映した写真っていうのは全身が映っていないとか、ここをこう変更したいなというような写真が眠っている場合がある」
「その場合、3D化するとそのままできてしまうので、足が映ってないものをAIで画像編集する」

(夫・見野健司さん)
「足を作ってとか、こういうクツだったとか、そういう形で画像を作っていく、それから3D化する」
「そうすると全身が欠けていない状態での3Dフィギュアができる」

写真は、ミニチュアイメージのホームページへ、スマホやパソコンから送ることが出来ます。

(夫・見野健司さん)
「こんな感じの写真選んでもらって、それがアップロードされます、こんな感じで3Dデータができる」
「さきほどの犬の写真があるんですけど、AIで命令ができます」
「こちらのように、二本足で立ってという形の命令を書いて処理をかけてみます、これをそのままフィギュア化できます」

さらに文章をもとに、写真を生成するシステムも導入されています。

ということは…、なんと写真がなくても、頭の中で想像したイメージをそのままフィギュア化することも可能なんです。

(記者)
「AI活用できると思っていました?」

(ミニチュアイメージ・見野美智子 代表)
「思ってなかったですが、できたらいいなとは思っていました、(できた時は)とても感動しました」
「成長した子どもたちの小さいころの姿をフィギュアにできた時は、すごいって思わず声が出たほどです」

地方だからこそ生まれた「最高の一瞬」を形にできる最新技術。

これまで平面だった思い出が、立体的な奥行きをもってよみがえります。

(ミニチュアイメージ・見野美智子 代表)
「みなさんのスマホの中だったり、アルバムの中にある大切な一枚を」
「手に触れられる宝物にして、たくさんの笑顔をこの徳島から届けられたらいいなと思います」

3Dまでは以前、ゴジカルでもご紹介したことがあるが、写真からとはすごい。

料金は、写真を3Dデータ化する際に見積もりが出る仕組みなので、手軽に確認できます。