バルミューダの公式サイトより

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バルミューダが新製品「The Clock」を発表したのは18日だった。5万9400円(税込)の針のない置き時計で、バルミューダオンラインストアおよび直営店「BALMUDA The Store Aoyama」、ブランドショップ各店で予約販売がスタート、出荷は4月中旬以降となっている。

「The Clock」のコンセプトは「良い時を過ごすためのプロダクト」。懐中時計から着想を得てデザインされており、ボディーはアルミニウムの削り出しで製造。最大の特徴は時刻の表示を光の位置ですることで、従来の時計にある針やカバーガラスを使用せず、75個のLEDからなる照明構造により、文字盤そのものが直接光ることで時刻を伝える。毎正時にはチャイムの音とともに、振り子時計を思わせる光のモーションで再現する。

いかにもバルミューダらしいデザイン性の高い製品だが、SNS上では酷評も多い。「パッと見で時刻分からない時計はクソ」「光が針状に伸びてるのかと思ったのにコレジャナイ」など、光の位置で時刻を判断するのが難しいという指摘が多数。

もうひとつ目立ったのは稼働時間の短さに対する指摘で、実は同製品はフル充電からの稼働時間は約24時間と1日しかない。しかも充電時間は約2.5時間で、「なんだこの稼働時間」「コンセプトはヨシとしてもバッテリー持続時間が致命的だわ」「6万払って、毎日充電する罰ゲームに参加」といった声が集まった。ただしUSB Type-Cケーブルで充電しながら使うこともできるという。

バルミューダは2010年に扇風機を発売して家電に参入。その後、トースター、炊飯器、コーヒーメーカーなどを販売し、デザイン重視の高級家電でブランドを確立してきた。しかし近年は苦戦しており、2025年12月期(25年1月1日~12月31日)の決算では、純損益が15億9600万円の赤字だった。

その要因として円安による仕入れ原価高騰、主力製品の販売伸び悩みなどが挙げられるが、特に製品の失敗例としては、2021年に「BALMUDA Phone」でスマホに参入したものの、販売不振で23年に撤退したことが記憶に新しい。そんな中で新製品「The Clock」の売り上げはどうなるのか。今から注目されている。